日本ハム・西川 カムイの剣 千賀撃ち

[ 2020年9月16日 09:30 ]

<日・ソ(16)>2回1死満塁、先制の2点適時二塁打を放つ西川(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムの西川遥輝外野手(28)が15日のソフトバンク戦でチームの全3打点を挙げ、札幌ドームで7勝無敗だった相手エース千賀の「不敗神話」を止めた。2回に先制の2点適時二塁打。8回にはリードを広げる右前適時打を放った。首位のソフトバンク、2位のロッテを続けて迎える本拠6連戦を幸先よくスタート。2連勝で借金2とし、3位・楽天とのゲーム差を1に縮めた。

 アイヌ文様の魔よけ効果は「お化け」と呼ばれるフォークボールを操るソフトバンクのエースにも効いた。西川の千賀撃ち。4打数3安打3打点のヒーローは「(先発の)上沢が頑張っていたし、下位打線がチャンスをつくってくれたので(走者を)還したかった」と声を弾ませた。

 まずは2回だ。1死から平沼、清宮の連続安打と四球で築いた満塁の絶好機。3球目の高めに浮いたフォークを見逃さず、右翼フェンス上部直撃の2点適時二塁打を放った。グランドスラムとはならず「ドーム広いな…」。それでも貴重な先制の2点を挙げた。

 さらに8回。2死満塁の好機で打席が回ると、再びフォークを右前に運び、3回以降無得点に抑えられていた千賀から貴重な1点をもぎ取った。9回に宮西が2本塁打を浴びて1点差まで詰め寄られ、結果的には8回の適時打が物を言った。

 やはり験が良い。8月4日からの西武6連戦、同18日からの楽天6連戦で使った「北海道シリーズ2020 WE LOVE HOKKAIDO」限定ユニホームを、パの「2強」とぶつかるこの日からの6試合で再着用。前回8勝3敗1分けの好成績を受けたもので、この日の白星を合わせて勝率は・750となった。アイヌ文化復興・創造拠点「ウポポイ」(白老町)の誕生を記念した通称「ウポポイユニ」には、西川も「強いみたいですし、格好いいと思う」と好印象だ。

 12日の楽天戦が雨天中止となり、14日に午後5時開始のナイターが組まれた。この日は仙台からの移動試合。「みんな疲れもあると思うし、早く先制点を取りたかった」と西川は言った。シーズン残り45試合もこれまで同様、隙間なく試合が組まれる。主将は「ここまできたら何が大事なのか。過密日程で調整の仕方も去年とは違うと思うし、自分の調整方法を見つけていくことが大事」と話す。

 栗山監督は「遥輝がよく打ってくれた。いい内容の試合だった。これを生かして頑張っていきたい」と話した。上位を追うため、一つも落としたくない6試合。西川が逆襲へののろしを上げた。

 ≪清宮、先制打お膳立て≫日本ハム・清宮が西川の先制打をお膳立てした。2回1死一塁から過去11打席無安打だった千賀の初球、154キロ速球を叩いて中前へ。一、三塁に好機を拡大した。西川の一打で2点目のホームを踏み「西川さんはやっぱりさすがだなと思う。全打点なので」。4回の第2打席はカットボールを捉えて再び中前に運び、自身も西川同様に千賀から複数安打を記録した。「いいスイングができたかなと思う」と話したが、その後は2打席連続空振り三振。特に8回は1死一、二塁の好機だっただけに、栗山監督は「最初の2打席は別にしてスットコドッコイだろ。大事なところで打ってください」と厳しかった。

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