ワールドシリーズはテキサス州アーリントンで開催 76年ぶりの1カ所開催

[ 2020年9月16日 07:59 ]

ワールドシリーズの舞台となるアーリントンのグローブライフ・フィールド(AP)
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 大リーグ機構(MLB)が今季のワールドシリーズをレンジャーズの新本拠地でもあるテキサス州アーリントンの「グローブライフ・フィールド」で開催することになった。15日に今ポストシーズンの日程を発表したもので、フロリダ州オーランドでシーズンを再開させ、王者が決まるファイナルまで「泡の中に包まれた状態」となることから“バブル方式”と呼ばれているNBA同様の実施方法を採用した。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のための方策で、これまで通り7試合のシリーズの中で2日の休養日は保たれる。

 ワールドシリーズの一カ所開催はカージナルスとブラウンズが対戦した1944年のセントルイス(ミズーリ州)以来、76年ぶりだが、当時の両チームはともにセントルイスの「スポーツマンズ・パーク」を本拠地にしていた。

 レギュラーシーズンが60試合制となった今季のプレーオフ枠は10チームから16チームに拡大。3試合制の1回戦(ワイルドカード=9月29日~)は勝率の高いチームの本拠地で開催されるが、リーグ全体で“ベスト8”となる地区シリーズ(5試合制=10月5日~)はア・リーグがドジャースの本拠地「ドジャー・スタジアム(ロサンゼルス)」とパドレスの「ペトコ・パーク(パドレス)、ナ・リーグは「グローブライフ・フィールド」とアストロズの本拠地「ミニッツメイド・パーク」の計4球場が舞台となる。

 リーグ優勝決定シリーズ(7試合制=10月11日~)はア・リーグが「ペトコ・パーク」、ナ・リーグは「グローブライフ・フィールド」で実施。ただし地区シリーズを含めて移動日はなしとなった。

 MLBは今季の試合を無観客で実施しているが、ポストシーズンでは定員の20%まで動員を認めることを検討中。その場合、定員が4万人の「グローブライフ・フィールド」でのリミットは8000人となる。なお選手の家族は同じホテルに滞在することが可能だが7日間の自己検疫期間が必要となった。

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2020年9月16日のニュース