巨人「緊急事態宣言」の北海道入り 10泊11日ロード、大阪も福岡も外出禁止

[ 2020年3月3日 05:30 ]

新千歳空港に到着した(左から)山岸打撃投手、丸、増田大、湯浅(撮影・森沢裕)
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 巨人は、3日からの日本ハムとのオープン戦(札幌ドーム)に向けて2日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け「緊急事態宣言」を発令した北海道に空路移動した。元木大介ヘッドコーチ(48)は札幌だけでなく、大阪―福岡と続く10泊11日の長期遠征中、ナインに外出禁止令を出したことを明かした。万全の状態で20日の開幕を迎えるため、細心の注意を払いながら行脚する。

 人けの少ない羽田空港。出発時刻が近づけば、埋まってしまう搭乗ゲート近くの椅子も空席が目立った。周囲と同じくマスクをして現れた元木ヘッドは「北海道というか、この遠征中は部屋にいた方がいいんじゃないのと思う」と3都市を巡る遠征中は外出禁止にする意向を口にした。

 チームは、この日から札幌―大阪―福岡を回る10泊11日の長期遠征へ。都道府県別で最多となる72人(1日現在)の新型コロナウイルス感染が確認されている北海道では、19日まで「緊急事態宣言」が発令中。先週末は道民に人が集まる場所への外出を控えるよう呼び掛けられた。

 これを受けて、北海道を拠点とする日本ハムは首脳陣や選手に当面の外出禁止を通告。2月29日と1日の日本ハム戦で札幌市に滞在していたオリックスも外出禁止令が出されていた。巨人の選手も試合以外の時間は宿舎で過ごすことになる。元木ヘッドは「ストレスがたまるかも分からないけれど、我々だけが苦しんでいるわけじゃない」と感染拡大防止に努め、「手洗いとかちゃんとやろうと。選手は異常を感じたらすぐに言わないと」と予防も徹底させる。

 コロナウイルスの影響で、オープン戦は全試合が無観客で開催。球場の熱気がない状況にも、丸は「やることは変わらない。しっかり開幕に向けてベストを出せるようにするだけ」と自身の調整に集中する。その上で「お客さんがいないのは寂しい。ファンの方はフラストレーションがあると思うけれど、それを開幕で晴らしてもらえれば」と野球ファンを思いやった。

 チームは夕方に札幌入りしたが、待ち受けるファンもまばら。ファンあってこそのプロ野球。一日も早い終息を祈って、チーム一体で万全を期す。(青森 正宣)

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