大谷 3度目ブルペン「悪くない」 注目浴びる“体の厚み”に言及「全方位的に動ける体が必要」

[ 2020年3月3日 09:45 ]

今キャンプ3度目のブルペンを終え、取材に応じる大谷(撮影・柳原 直之)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(25)が2日(日本時間3日)、キャンプ地の米フロリダ州テンピで今キャンプ3度目のブルペン投球を行った。捕手を座らせ、インターバルを挟みながら3セット、計47球を投じた。

 26日の前回ブルペン同様、直球のほかに、カーブ10球、スプリット5球、スライダー3球と全球種を試した。「球数も強度もちょっとずつ上げてっていう感じです。良いところ、悪いところはあるとは思いますけど、全体的には悪くないかなと思います」と振り返った。

 水原一平通訳が大谷の後方から球速を計り、最速は88マイル(約142キロ)を計測。セット間にはミッキー・キャロウェー投手コーチと話し込む場面もあった。5月中旬の投手復帰を見据え、3月中旬にブルペンでの全力投球再開が行われる予定。大谷は「日本みたいに何百球(の投げ込み)とかはしないので、ここから何十球と増えることはないと思いますけど、その中で強度や変化球の制度を上げる感じじゃないかなと思います」と語った。

 一方、開幕を目指す打者ではここまでオープン戦の出場4試合に全て「4番・DH」で出場し、8打数1安打(打率・125)、6三振とまだ本来の力を見せていない。それでも、一昨秋に手術した右肘、昨秋に手術した左膝の状態は良好で「体まあまあ動いていると思います。ウエートもそうですけど、しっかり重量も上げれていますし、スプリントのスピードもしっかり出ていると思うので。ブルペンもしっかり入れていますし、良い感じで来ているかなと思っています」と強調した。

 また、今キャンプでは昨季から体の厚みが増したことが注目されているが、「野球(のため)だけっていうわけではない。基本的にアスリートとして全方位的に動ける体がまず必要。トータル的に考えた時にしっかりトレーニングで獲得できる部分をしっかり獲得して、あとは技術と擦り合わせてっていうとこじゃないかなと思います」と語った。

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