筒香、今週中にもポスティング申請 FA市場停滞予想でウインターミーティング中の決着目指す

[ 2019年11月12日 05:55 ]

筒香
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 ポスティングシステムを利用して大リーグ移籍を目指すDeNA・筒香嘉智外野手(27)が今週中にも同システムの申請手続きを行うことが10日(日本時間11日)、分かった。代理人を務めるジョエル・ウルフ氏(49)がスポニチ本紙の取材に明かした。FA市場の停滞が予想されるための早期申請で、12月9~12日(同10~13日)のウインターミーティング中の決着を目指す。

 アリゾナ州スコッツデールで行われるGM会議を前に筒香の代理人を務める米大手エージェント会社「ワッサーマン・メディア・グループ」のジョエル・ウルフ氏が「現時点で、おそらく今週末までにポスティングシステムの申請の手続きを進めてもらう予定だ。行き先が決まるのは(12月9~12日の)ウインターミーティングの時期になる」と今後の見通しを語った。

 18年オフに改定された同システムの申請期間は今月1日から12月5日まで。近年、同制度を利用してメジャー移籍を果たした日本選手は12月に申請を行ってきたが、この時期の申請について、ウルフ氏は「GM会議の週に(交渉が)スタートして、ウインターミーティングで決着するのが良いと思う。30球団が集まるから情報も集めやすい。近年のウインターミーティングは静かだが、筒香の契約はいいストーリーとして注目してもらえる」と狙いを説明した。

 昨オフは、FAの目玉だったマチャド(パドレス)は今年2月で、ハーパー(フィリーズ)は同3月まで移籍先決定がずれ込むなど、近年のFA市場の移籍先決定は遅い。12月5日まで申請を遅らせても、交渉期間は30日間で市場が動いていない可能性がある。GM会議や、球団幹部や代理人らが一堂に会するウインターミーティングで本格交渉を行う方が得策と判断しての早期申請と言える。

 現ヤンキースのGM特別アドバイザーを務める松井秀喜氏のサポートも行ったことがあるウルフ氏は「筒香と松井は似ている。筒香もパワーがあって、米国で30本塁打が打てると思う」と太鼓判を押した。松井氏はヤンキースに移籍2年目の04年に日本選手最多の31本塁打した。さらに「筒香はDHの選手ではない。走れて、守れて、基本がしっかりできている。27歳と若いのも良い」とアピールポイントを挙げた。

 米メディアは外野手が必要な球団としてヤンキース、レイズ、ブルージェイズなどを挙げており、複数球団による争奪戦となることが予想される。この日、夕方からヤ軍のブライアン・キャッシュマンGM、カブスのセオ・エプスタイン編成本部長らが続々とGM会議の会場に入った。ウルフ氏は同会議の全日程で滞在予定で筒香をいち早く売り込む。来月中旬に移籍先は決まる見通しだ。

 ▽ポスティングシステム 日本の所属球団は11月1日から12月5日までの間に大リーグ側に申請し、米30球団に通知された翌日から30日間、獲得希望の全球団と交渉できる。契約金、年俸、バイアウト(契約解除)額の総額を「トータル・ギャランティー・バリュー」とし、2500万ドル(約27億2500万円)までの部分に20%、2500万ドルから5000万ドル(約54億5000万円)までに17.5%、5000万ドルを超えた部分に15%をかけた額を足し譲渡金を算出する。本制度は18年11月1日から3年契約。

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