侍J・4番誠也 史上初の3戦連発 稲葉監督絶賛「非常に大きな一本だった」

[ 2019年11月12日 05:30 ]

第2回WBSCプレミア12スーパーラウンド第1戦   日本3―2オーストラリア ( 2019年11月11日    ZOZOマリン )

<日本・オーストラリア>4回2死、左越えソロを放つ鈴木 (撮影・白鳥 佳樹)
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 暗雲漂う空気、吐息が白くかすむほど凍える球場を熱くしたのは、やはり頼れる主砲のバットだった。2点目を奪われた直後の4回2死無走者。横手右腕ルジッチの初球、真ん中に甘く入ったスライダーを鈴木は見逃さない。高々と舞い上がった打球は左翼席中段へ着弾。3試合連続となる3号ソロで、逆襲気配を呼び込んだ。

 「日本の打撃がなかなか動かなかったので。どうにかして塁に出たいと思っていた。それが、ああいう最高の結果になってチームも盛り上がってくれた。良かったと思います」

 屈強な肉体によるフルスイングが生み出した打球速度は161キロで、飛距離135メートル。今季から同球場に新設された外野フェンスが最大4メートル手前にせり出すホームランラグーンの存在も関係ない一発。侍ジャパンの4番打者で3戦連発は史上初だった。

 侍仕様の新相棒が生んだ記念弾だった。宮崎での代表合宿合流直後の10月下旬。公私で尊敬する吉田正から2本のバットを譲り受けた。材質はイエローバーチで長さ33・5インチ、重さ890グラム。「感触が良かったんです」。すぐさまアシックス社に完全同型の新バットを発注。台湾での1次ラウンドには間に合わず持ち込めなかったが、帰国後に完成品を受け取ると、いきなり、快音を奏でてみせた。

 過去にプロが参加した国際大会で4試合連続打点も史上初。不動の4番に据える稲葉監督も「誠也の一発。ベンチも盛り上がっていましたし、声も出るようになった。非常に大きな一本だったと思います」と絶賛した。

 「4番で使ってもらっている以上は結果を出したい。国同士の対決で負けたくない気持ちがある」と鈴木。侍ジャパンの4番打者がすさまじい存在感を放っている。 (湯澤 涼)

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