SUBARU成田 タイブレーク1回2/3無失点 最速148キロ力投

[ 2019年3月14日 05:30 ]

第74回全国社会人野球東京スポニチ大会第3日   SUBARU6―3Honda ( 2019年3月13日    神宮 )

<Honda ・ SUBARU >10回途中から登板した成田 (撮影・西川祐介)
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 13日に予選リーグ8試合が行われた。SUBARUはタイブレークにもつれこむ接戦を延長11回で制し、Hondaを下し連勝。新人右腕の成田雄樹投手(21)が10回からの1回2/3を無失点に抑えた。元DeNAでJFE東日本に復帰した須田幸太投手(32)は今大会初勝利を挙げた。日本新薬、東芝、三菱日立パワーシステムズが4強進出を決めた。

 緊迫した場面のはずなのに、成田は満面の笑みだった。タイブレークに突入した10回1死二、三塁。ブルペンから全速力で走ってきてマウンドに上がると、投ゴロの打球処理にもたつく失策で満塁となった。

 それでも「楽しんでこいと言われて開き直った」と最速148キロで後続を空振り三振と左飛で後続を断ち、表に3点リードをもらった11回も無死満塁のピンチを3飛球に打ち取って無失点。「満塁で守りやすい、くらいに思って投げた」と汗をぬぐった。

 新人らしからぬ強心臓ぶり。その裏には忘れられない悔しさがあった。昨年、東北福祉大は元西武・大塚光二監督の下、14年ぶりに全日本大学野球選手権を制覇。しかし、成田は春のリーグ戦で絶不調に陥り、ベンチを外れスタンドから全国制覇を見届けた。「屈辱的というか素直に喜びきれなかった」。悔しさを糧に夏までトレーニングと食事を増量。体重を5キロ増の77キロにして一気に球速が伸び始め、8月には最速150キロに到達した。秋には救援で復活し、社会人の内定も勝ち取った。「見返してやる」という一心が腕を振らせ、昨年仲間が歓喜の輪を作った神宮のマウンドで躍動した。

 阿部次男監督は「もともと力はある。心中するつもりだった。新人らしく勢いがあったし、動じなかった」と目を細めた。連勝し、14日のNTT西日本(1勝1敗)との直接対決に勝てば文句なしで4強進出が決まる。頼もしい新人の力投を追い風に「3連勝を狙う」と指揮官は力強く言った。(松井 いつき)

 ◆成田 雄樹(なりた・ゆうき)1997年(平9)3月18日生まれ、神奈川県出身の21歳。小4から野球を始め、中学時代に所属した神奈川ボーイズまでは捕手としてプレー。飛龍(静岡)入学時に投手へ転向し、3年春からエース。甲子園出場なし。東北福祉大では2年秋にリーグ戦初登板。1メートル75、77キロ。右投げ右打ち。

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