DeNAラミレス監督 来季続投へ CS進出崖っ縁も…一時最下位から巻き返した手腕評価

[ 2018年10月7日 05:00 ]

セ・リーグ   DeNA3―4阪神 ( 2018年10月6日    甲子園 )

<神・D>7回、選手交代を告げるラミレス監督(撮影・後藤 正志)
Photo By スポニチ

 DeNAがアレックス・ラミレス監督(44)を来季も続投させる方針であることが6日、分かった。この日の阪神戦に敗れ、自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅。早ければ7日にもBクラスが確定する。ただ、一時は最下位にまで低迷したチームをCS争いに導いた手腕に球団は一定の評価を与えており、シーズン全日程終了後に正式に続投を要請するとみられる。

 3年連続でのCS進出の可能性は風前のともしびとなったが、複数の関係者によると、球団内では1年契約で今季を戦ったラミレス監督の続投を基本線にしていることが判明した。7日の広島戦に敗れると就任3年目で初のBクラス。それでも、球団関係者はこう説明した。

 「もちろん優勝を目指していた。ただ、昨季まで2年連続でAクラスで、3年目が駄目だったから監督を代えるという話ではない」

 昨年は3位から日本シリーズに進出。今季はリーグ優勝を期待されていたが、故障者の続出に泣かされた。先発陣の柱と見込んでいた今永、浜口、ウィーランドが故障で開幕から出遅れ、夏場には昨季の打点王のロペスも負傷離脱を強いられた。南場智子オーナーが「必ずしも順調ではなかった。監督だけでなく、コーチも我々も学びがある一年だった」と話すように、一時は最下位に低迷した。

 その中で、1年目左腕の東や平良、京山ら若手が台頭。野手については昨季までのようにメンバーを固定せず、臨機応変に選手を起用しながら長いペナントレースを戦った。「過去2年間とは明らかに違う戦い方をしようとしている」と球団関係者。チームは9月以降に盛り返し、Aクラス争いに食い込んだ。

 監督を含めコーチ陣などの新たな体制づくりについては、全日程終了後に本格化する。球団は「ラミちゃん」のニックネームでファンからも親しまれている指揮官に引き続きチームを託し、来季こそ98年から遠ざかる悲願のリーグ優勝を目指すことになりそうだ。

 そして、今年の挑戦もまだ終わってはいない。痛恨の3連敗で、さらに高くなったCS進出へのハードル。残り3試合に全勝し、かつ巨人が9日の阪神戦で敗れることが条件になった。「我々はチャンスをなくしかけている。巨人の結果に頼らないといけなくなったが、まだ希望はある」とラミレス監督。崖っ縁に立たされても前を向いて戦うのが、DeNAが来季も指揮を託そうとする男だ。

 ◆アレックス・ラミレス 1974年10月3日生まれ、ベネズエラ出身の44歳。メジャーで3年プレーし、01年にヤクルト入り。08年に巨人に移ると同年から2年連続MVP。12年にDeNAに移り、13年に外国人初の2000安打を達成した。14年はコーチ兼選手でBC・群馬に在籍も同年限りで現役引退。主なタイトルは首位打者1度、本塁打王2度、打点王4度。16年からDeNA監督。現役時代の通算成績は1744試合で打率.301、380本塁打、1272打点。1メートル85、105キロ、右投げ右打ち。

続きを表示

「名将かく語りき〜歴史を彩った勝負師たち〜」特集記事

「大谷翔平」特集記事

2018年10月7日のニュース