広島 12戦目もうV率100% 開幕2戦目以内から10連勝以上全て優勝

[ 2017年4月14日 05:35 ]

セ・リーグ   広島11―5巨人 ( 2017年4月13日    東京ドーム )

<巨・広>9回無死、代打・松山は右越えに同点ソロを放つ
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 早くも出た、V率100%!広島が13日、巨人を逆転で下して10連勝(1分けを挟む)を達成した。1点を追う9回、松山竜平外野手(31)が代打で1号同点ソロ。丸佳浩外野手(28)の2点適時打で勝ち越し、一挙7点のビッグイニングとした。

 開幕2戦目以内に始まった2桁連勝はプロ野球史上5度目。過去4度は全て優勝に結びついた。今季もセ・リーグを「赤」が席巻するのか――。

 まだまだ神っているのか。いや、これはもう実力だ。広島打線の底力が1点を追う9回に凝縮されていた。先頭の代打・松山が、巨人守護神カミネロの初球156キロを右翼席へ。起死回生の同点1号ソロで、猛打ショーが幕を開けた。一気に7得点の大逆転劇。開幕翌日、1日に始まった連勝をついに10とした。

 「正直、苦しかったので本当に良かった」。窮地を救った松山は、これが今季11打席目での初安打だった。昨年は15試合で4番を任されたスラッガーが、新井が今季唯一の休養をとった11日の試合で4番を鈴木に譲ったばかりか、先発出場2試合にとどまっていた。

 うっぷんを晴らす一撃。日本ハムとの日本シリーズ初戦でも4番スタメンで大谷の155キロを右中間席へ運んでいた。剛速球への強さは折り紙付き。ベンチ裏でカミネロとの対戦イメージをつくり上げ「コンパクトに強い打球を打てばいい」。10年目31歳のベテランが磨き上げてきた速球打ちの宝刀が、最高の輝きを放った瞬間だった。

 こんな男がベンチから出てくる。日替わりともいえる打のヒーローたちの連日の競演こそ、層の厚さであり底力だ。松山に続き無死二、三塁からこの日3安打目となる決勝の右前2点打で試合を決めた丸は言った。

 「松山さんも1本出ていなくて、苦しみながら練習していたのを見ていた。みんなが元気をもらった。みんながつなぐ意識を持ちながら、粘り強くやれている」。11日が28歳の誕生日。1年先輩のドジャース・前田と同じ誕生日で、互いに祝福のメールを送り、今季の健闘を誓い合っていた。

 丸の後には途中出場の安部も適時打を放ち、最後は37歳の石原までが2年ぶりの一発となる3ランでとどめ。敵地で巨人相手に同一カード3連勝したこの間は9、9、11得点と打力で圧倒した。広島の10連勝以上は昨年6月(11連勝)以来で球団6度目だが、その間のチーム打率・289は歴代トップに立つ。

 「今日の殊勲者は松山。10連勝に大きく結びつく活躍をしてくれた。悔しさが募っていたと思う。彼自身やっと開幕できた」と緒方監督。ヒーロー・松山は「今はチームが負ける気がしない」と胸を張る。見る者全ての気持ちを代弁する力強い言葉だった。

 ≪開幕2戦目以内から10連勝以上 過去4チーム全て優勝≫広島が1分けを挟み10連勝。広島の2桁連勝は昨年6月14日西武戦から同29日ヤクルト戦まで11連勝して以来6度目。2年連続で記録したのは球団史上初めてだ。今回の連勝開始は開幕2試合目の1日阪神戦から。開幕2試合目以内で10連勝以上を始めたのは99年中日が開幕11連勝して以来18年ぶり5度目。前年優勝チームでは広島が初めてになる。なお、過去に開幕2試合目以内で2桁連勝をスタートしたチームは全て優勝しているが今回の広島はどうか。

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