マー君だけじゃない!ヤンキース「スピード自慢」トリオに注目

[ 2017年4月14日 09:45 ]

最速169キロを誇るヤンキースのチャプマン(AP)
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 開幕8試合を4勝4敗で滑り出したヤンキース。2試合で未勝利とエースの田中は本調子でなく、強打の捕手サンチェスの故障者リスト入りも響いており、好スタートとは言い難いが、見どころは多い。その一つは、投打と守備の「スピード自慢」トリオだ。

 投手は言わずと知れた大リーグ最速105・1マイル(約169キロ)の守護神チャプマン。今季これまで(4月12日終了時=以下同)、メジャー全体では100マイル(約161キロ)超えが21球記録されており、過半数の11球をこの左腕がマークした。昨季、取材した際に「今後、何キロくらいまで出せる?」と質問すると「球速にこだわりはない。大事なのはチームの勝利に貢献すること」とクールな回答だったが、まだ29歳。前人未踏の170キロ超えも期待できる。

 打撃では、サンチェスとともに昨季メジャーデビューした24歳外野手ジャッジ。チームトップの3本塁打に加え、打率・308、7打点と好調をキープしている。2メートル1、127キロの巨体によるフルスイングで捉えた打球は圧巻のひと言。大リーグの解析システム「スタットキャスト」による打球速度で今季115マイル(約185キロ)超えが全体で11球あり、ジャッジのみ複数回(4回)記録している。そのパワーは、現在の大リーグでトップの飛距離を誇るスタントン(マーリンズ)級と言われる。

 最後に守備では、ジャッジと同じ外野手の27歳ヒックス。13年にツインズでデビューし、昨季からヤ軍でプレーしている。昨年4月、15年から本格運用されている「スタットキャスト」の計測史上、最速の105・5マイル(約170キロ)の送球で補殺。昨季の平均でもトップの99・4マイル(約160キロ)をマークした。

 ロドリゲス、テシェイラのベテランが昨季引退。ヤ軍の開幕時の選手の平均年齢は、30球団中11番目に高かった29・0歳から、20番目の28・5歳に下がった。チャプマンの言葉通り、このチームにとってはワールドシリーズ制覇が唯一最大の目標。それでも、見る側にとって新たな楽しみが増えたことは間違いない。(記者コラム・大林 幹雄)

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