“トラ柄”招き猫が幸運呼んだ?阪神打線つながるつながる

[ 2017年4月14日 08:00 ]

セ・リーグ   阪神4―1DeNA ( 2017年4月13日    横浜 )

<D・神>9回、グラウンドに猫が飛び出し試合が一時中断する
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 突然の珍客登場にも勢いは止まらなかった。9回無死一塁、阪神・梅野が2ボールとしたところでグラウンドに「虎柄」のような黒の模様にグレーの毛並みをしたネコが乱入。試合は一時ストップしたが、梅野は集中力は切らすことはなかった。

 カウント2ボール2ストライクとなり、外角スライダーを三塁側にバント。結果的には捕手へのバント安打となり好機拡大。珍客は結果的には勝利を呼ぶ「招き猫」となった。

 「気持ちでやりました。必死でやりました。死ぬ気でやりました」

 続く代打荒木も相手内野手が極端なバントシフトを敷く重圧の中で投前への犠打を決めた。「とにかく転がしてランナーを進めようと。決まって良かった」。勝ち越しを呼んだ陰の立役者は頬を緩めた。伏兵の奮闘に続く高山が決勝打で応えた。

 なお一、三塁から次打者・上本の2球目に相手暴投で3点目をもらうと、上本はフルカウントから「来た球を打つだけでした」と山崎康の真っすぐを左越えに勝負を決める適時二塁打を放った。3試合連続打点で、打点をたたき出した試合はこれで3戦全勝。脇役がそろって奮闘し一挙3得点につなげた。(山本 浩之)

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