角中抹消の代役ロッテ細谷 逆転3ラン「この日をうずうずして待っていた」

[ 2017年4月14日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ3―2オリックス ( 2017年4月13日    京セラドーム )

<オ・ロ>7回無死二、三塁、逆転3ランを放ち、ガッツポーズを見せる細谷
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 ロッテ・細谷の一振りに、球場の空気が一変した。1点を先制された直後の7回。1死二、三塁で、6回までわずか3安打に抑え込まれていた山岡の直球を捉えた。滞空時間の長い打球が、左翼席に突き刺さる。

 「この日をうずうずして待っていた。何とかしたい気持ちしかなかった」。右脇腹痛で離脱した角中に代わって1軍昇格即スタメン出場すると、13日遅れの「開幕戦」でいきなり大仕事をしてみせた。

 2月25日ヤクルトとのオープン戦(浦添)の守備でフェンスに激突し、軽度の脳振とうと診断された。3日後、体を動かし始めて復帰プログラムを踏んだが約1カ月間は「体が重い感じ。動いても動いても切れが出ない」と悩まされた。それでも「焦っても仕方ない。やることはしっかりやろう」と2軍戦でも1軍の試合を想定。5本塁打をマークしながら出番を待った。

 伊東監督はこの日、不調のパラデス、ダフィーを今季初めて先発から外し「純国産打線」を組んだ。開幕から出遅れたチームにまだ借金は3あるが、頼もしい戦力が加わり「一発で仕留める打者がいない中、大きな仕事をしてくれた」と喜んだ。 (町田 利衣)

 ▼ロッテ・福浦(4番・DHで今季初スタメン。1打数無安打も2四球を選ぶ)四球は最低限。千葉に戻って、ここからです。

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2017年4月14日のニュース