大谷 0.5差弾 最大11.5差からついに首位ソフトB肉薄

[ 2016年8月18日 05:30 ]

<日・オ>7回2死三塁、18号2ランを放った大谷は三塁ベンチに向かってガッツポーズ

パ・リーグ 日本ハム4―2オリックス

(8月17日 札幌D)
 11・5ゲーム差からついに0・5差!日本ハム・大谷翔平投手(22)は17日、オリックス戦で同点に追い付いた7回2死三塁から決勝の18号2ラン。打った瞬間にガッツポーズを繰り出す完璧な打球でチームを4連勝に導き、試合がなかった首位・ソフトバンクについに0・5ゲーム差に肉薄した。18日のオリックス戦を挟み、19日からはソフトバンクとの天王山。逆転Vへ、大谷のバットが一層凄みを増してきた。

 打った瞬間に右手を突き上げた。杉谷のスクイズで同点に追い付いた直後の7回2死三塁。大谷は左腕・山田の投じた高めにすっぽ抜けたカーブを強引に引っ張った。右中間席上段に突き刺さる決勝18号2ラン。札幌ドームに歓声が響いた。

 「真っすぐを待っていたけど、高めに抜けてきたので“もういくしかない”と思った」

 プロ初対戦の山田に対し、初回は四球、3回は泳がされながらも左前打で出塁した。「いろいろな球種を(1、2打席目に)見られたことが良かった」。14日の楽天戦(コボスタ宮城)では0―1の6回に逆転2ランを放ち、一振りでチームを勝利に導いた。2試合ぶりの一発はまたしてもV弾。ソフトバンクと最大11・5あったゲーム差は0・5まで縮まった。

 この日はストッキングを上げるオールドスタイルで練習に参加。「上げてみようかな」と先輩の谷口に背番号「64」が刺しゅうされたストッキングを借りた。右手中指マメの影響で登板回避が続き、復帰登板のメドは立っていない。指揮官は「明日(18日)までは(打者で)いく。いろいろなことを探っている」と焦りを見せないが、投げられない分はバットで。ストレスをためないための大谷なりの気分転換だった。

 18本塁打は4番・中田を抜いて、チーム単独2位。練習中に侍ジャパンの打撃コーチも務める稲葉篤紀SCOに「数字との戦いをしてんのか?」と声を掛けられたが「全然、気にしていないです」と笑顔で応じる余裕もある。稲葉氏は「これだけ打者として出るのは初めて。普通はプレッシャーがあるもの」と感心するほどだった。

 自身初めてと言っていい優勝争い。大谷は「1年目は全く絡めなかった。まだ2位なのでそういう意味ではこれから」と言う。野球を始めて以来、未体験の日本一へ。熱い思いが大谷を突き動かし、パ・リーグを熱くする。 (柳原 直之)

 ≪18日の順位は?≫日本ハムは首位ソフトバンクに0.5ゲーム差まで詰め寄った。ただし、18日に日本ハムがオリックスに勝っても勝率は.620止まり。ソフトバンクは西武に敗れても勝率は.621となり、日本ハムが首位に立つことはない。

 ≪札幌Dで今季9本目≫大谷(日)が勝ち越しの18号2ラン。札幌ドームでは今季9本目でレアードと並び最多となった。7月26日西武戦からは20試合連続で指名打者として先発出場。この間、打率.365、7本塁打、16打点と好調を維持。打点は中田と並び最多で、打率、本塁打はチームトップと、快進撃の中心になっている。

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