ライアン小川「奇跡」V弾&完投 81年松岡以来球団史上35年ぶり

[ 2016年8月18日 05:30 ]

<ヤ・D>6回2死一塁、小川が左中間に2ランを放つ

セ・リーグ ヤクルト9―1DeNA

(8月17日 神宮)
 ヤクルト・小川が、バットで球場をどよめきに包んだ。6回2死一塁の第3打席、久保康の外角低めの136キロ直球を振り抜いた。

 「奇跡です」という打球は左翼フェンスを越える決勝の1号2ラン。昨年8月5日の巨人戦(神宮)に続くプロ2号で、本職の投球でも3安打1失点の完投勝利で6勝目を挙げた。「完投勝利&決勝弾」は81年の松岡弘以来、球団史上35年ぶりの快挙となり「昨年(の一発)と手応えが同じだったので、もしかしたらと思った」とクールな表情が緩んだ。

 愛知・成章では4番を務めたことも。プロ入り後も杉村チーフ打撃コーチに「教えてください」と指導を請うなど研究熱心で打撃センスは高い。4回に2号ソロを放った鵜久森も「ライアン(小川)の打球凄いよ。大谷みたいだった」と日本ハム時代の同僚を引き合いに出して目を丸くするほど。続く7回にはスクイズを決め、1試合3打点は自己最多となった。

 投球では進化した姿を見せた。伊藤投手コーチの助言で初めて走者のいない場面でもクイックで投げ、打者のタイミングを外した。5回1死まで完全投球。8回を終えて交代を打診されたが、「後ろに負担を掛けたくない」と続投志願。9回も最後の打者・筒香を6球全て直球勝負で中飛と、要警戒の主砲を4打数無安打に抑え込んだ。

 投打に輝いた小川劇場で4位浮上。3位・DeNAと3・5差に迫った。「残り試合、全部勝てるようにしたい」。エースがナインの思いを高らかにお立ち台で宣言した。(平尾 類)

 ▼ヤクルト・バレンティン(7回にブロードウェイから22号左越えソロ)直球が速いと聞いていたので狙っていた。小川は打撃も良かったね。

 ≪球団35年ぶり≫小川(ヤ)が完投勝利を挙げ、打っては決勝の本塁打。投手の完投勝利&決勝弾は、09年にルイス(広)が9月9日ヤクルト戦で達成して以来。ヤクルトでは、81年8月23日中日戦の松岡以来35年ぶり。

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