阪神・藤浪 また足攻めで…やられた 今季広島戦11許盗塁のカモ状態

[ 2016年8月18日 05:30 ]

<神・広>5回、藤浪はピンチを招きナインがマウンドに集まる

セ・リーグ 阪神2―7広島

(8月17日 京セラD)
 阪神の藤浪晋太郎投手(22)は17日、広島戦(京セラドーム)で足攻めに屈して2点リードを守れず6回4失点(自責3)で9敗目を喫した。この日も3盗塁を許すなど同戦では計11盗塁を許しており、対策が求められる。チームは2連敗で借金も2桁10に逆戻り。ヤクルトが勝ち、5位に転落した。

 敗戦から約2時間。2点リードを守れず逆転負けを喫し、最後に帰途に就いた藤浪の足取りは重かった。

 「足…。盗塁もそうですけど、しっかり打たれた印象。ノーアウトで走者を出してしまうと相手も動きやすい。調子は決して悪くなかった。配球、緩急を使うとか、それ(盗塁対策)も含めて工夫しないといけない」

 初回2死満塁のピンチをしのぎ、2回は最速156キロを計測するなど3者凡退に仕留めたことでリズムをつかんだはずだった。だが、首位を行く広島の足攻めにまたも屈する形となった。

 3回先頭の田中に遊撃内野安打で出塁を許すと次打者・菊池の時に二盗され鶴岡の悪送球も重なり三進を許す。2死までこぎつけたが、松山に中前適時打を浴びた。

 4回に連続長打で同点とされると、勝ち越し点も足を絡められた。5回先頭の菊池に中前打され次打者・丸の4球目に二盗を許した。続く5球目を丸に中堅左へ適時二塁打されると、なお1死三塁で鈴木に低め152キロを中前打され4点目を失った。

 藤浪は今季広島戦の許盗塁は11で、阻止は1度だけ。盗塁阻止率は・083の惨状だ。この日も3度、盗塁を許し2失点につながった。チーム全体でも広島には今季28盗塁を許し、何度も得点につなげられている。その結果が対戦成績6勝17敗の要因の一つであることは間違いない。

 藤浪自身は今季5度目の対決でも白星を奪えず4敗目。金本監督は「走られていることもあるだろうし。真っすぐで空振りが取れていないわね。今年ずっと彼らしい真っすぐが見られてないんで」と勝ち星が伸びないのは、盗塁を警戒している以上に、投球の根本に問題があるとした。

 クライマックス・シリーズ進出圏内の3位・DeNAとの差を縮めるはずが、2連敗で5位転落。敗戦の責任を背負い込んだエースは「やられっぱなしなんで、一回くらいは良い投球をして抑えたい。何とかしたい」と負けん気を示した。エースの完全復活なくして、逆転のドラマは生まれない。 (湯澤 涼)

 ≪両リーグ最多の88許盗塁≫この日、藤浪は3盗塁を許し、今季阪神の投手陣は楽天と並ぶ両リーグ最多の88許盗塁。球団別の最多は広島戦の28盗塁だが、このうち約4割の11度が藤浪の登板時のもの。藤浪自身、今季の許盗塁21度のうち半分を広島に決められており、阻止成功は企図12度中1度。阻止率・083とカモにされている。なお藤浪はデビューの13年から昨季まで10、15、13と3年連続でチーム投手陣最多の許盗塁数となっている。

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