木更津総合 初8強 早川が2戦連続完封 今大会最短1時間23分

[ 2016年8月18日 05:30 ]

<広島新庄・木更津総合>9回無死一塁、二ゴロ併殺に仕留め笑顔の木更津総合・早川

第98回全国高校野球選手権第11日・3回戦 木更津総合2―0広島新庄

(8月17日 甲子園)
 名は体を表すのか。木更津総合・早川が投げれば、試合は早い。今大会最短の1時間23分で2試合連続完封。初戦(2回戦)・唐津商戦の1時間31分も今大会2位タイの短さだから恐れ入る。

 99球の快投に「ブルペンでは調子が悪かったのに、マウンドではなぜか低めに行った。甲子園に不思議なパワーをもらっている気がした」。被安打は初戦が2本で、この日は3本。最速144キロ、制球力が光った。

 安定感のルーツは「砂浜」だ。学校のグラウンド横には3メートル×60メートルの枠に囲まれた砂場があり、毎日数十本ダッシュを繰り返し下半身を強化してきた。昨年、今年と2度のセンバツで計5試合を投げたキャリアも大きい。「経験を早めに積めたのでツーシームを覚えられた。右の外に逃げる球は、寺島投手や高橋投手にはないと思う」。姿を消したビッグ3の名前を出し、胸を張った。

 グラブの内側に「泰然自若」の文字がある。五島卓道監督の出身校、早大が戦う今春の東京六大学リーグ戦を観戦。エース・大竹の投球術に目を奪われ、調べて同じ文字を書き込んだ。「センバツの(準々決勝の)秀岳館戦では判定に動じてしまった。平常心が大事だと思った」。ストライクで試合終了と思った球をボールととられ、そこから逆転負け…。同じ思いはもうしたくない。

 木更津中央時代の71年春以来で、夏は初の全国8強。次は速球派・今井の作新学院が相手だ。「みんなで伝説をつくろうと言ってきた。次も自分らしく投げたい」と誓った。 (松井 いつき)

 ▼木更津総合・木戸(1メートル68の2番打者が初回に先制ソロ。公式戦初の柵越えアーチ)まさか入ると思わなかった。いい投手から打てて自信になる。

 ≪千葉勢41年ぶり≫木更津総合・早川が2試合連続完封。13年に前橋育英・高橋光(現西武)と富山第一・宮本が記録して以来。千葉県代表の投手では、75年に優勝した習志野・小川(現ヤクルトSD)が3試合連続で記録して以来41年ぶり。

 ▽1試合最少残塁両チーム4の大会タイ 3回戦の木更津総合―広島新庄で記録。第59回大会の智弁学園―今治西以来5度目。

 ▽無失策試合 木更津総合―広島新庄で記録。今大会4度目。

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