金本監督 鳥谷ポロリにブチ切れ「高校生に笑われる」

[ 2016年5月18日 06:08 ]

<神・中>9回、抗議するも実らず、ベンチ横のイスを蹴り上げる金本監督

セ・リーグ 阪神3―4中日

(5月17日 甲子園)
 阪神は17日、中日戦(甲子園)で痛恨の逆転負けを喫し1分けを挟んで2連敗。3月25日の開幕戦で負けて以来の借金生活となった。守護神マテオが15日DeNA戦で左足を痛めた影響で登板を回避したことが大きく響き救援陣がリードを守れず。鳥谷が飛球を落球するなど守乱も敗戦につながり、金本知憲監督(48)も「野球にならん! 高校生に笑われるわ」と怒りをあらわにした。

 会見場に姿を現した金本監督の目は赤く充血していた。7回を終え2点リードしながら終盤の8、9回にともに失点し痛恨の逆転負け。手痛いミスが敗戦に直結したことで、珍しく怒りをあらわにし、会見も自ら切り上げ就任後最短となる70秒で終えた。

 「主力がミスしたらダメだよ。若い選手を使ってるんだから。若いやつの積極的なミスなら、あれだけど。サイン違いがあったり。こんなの野球にならん!使っている俺が悪いんだけど」

 ミスも痛いが、舞台裏では守護神マテオが使えない苦しい台所事情があった。15日のDeNA戦で左足痛を発症し前日16日には病院で検査を受けていた。試合前の時点で首脳陣はこの日の登板を回避させることを決断。結果、8回1死二、三塁のピンチを1点で脱出したドリスを9回も続投させることを余儀なくされた。

 「マテオ不在」が大きく響いたことは事実だが、最も指揮官の怒りの矛先が向けられたのは鳥谷だった。9回、同点とされ、なおも1死一塁、遠藤の力のない飛球は遊撃後方へ。鳥谷は捕球体勢に入りながらグラブに打球を当て、まさかの落球(記録は失策)となった。

 「フライが捕れないのは、野球にならん。もう2試合連続。プロ野球じゃない。恥ずかしい。ありえない。高校生に笑われるわ。何回目だ。フライで2試合落とすなんて、ありえない」

 15日のDeNA戦でも8回二死二、三塁で高く上がった打球を野手陣がお見合い。その“落球”の間に2者が生還し結果的に4点リードを守りきれず引き分けとなっていた。

 思えば、8回無死一塁で大島の一塁正面へのゴロをゴメスが取り損ねる失策でピンチ拡大。指揮官が指摘したサイン違いは、この後に起こった無死一、二塁から高橋が暴投で走者を進めたことと推測される。代打三ツ俣の初球スライダーに原口は反応しきれずミットに投球を当てることもないままボールはバックネットへと転がり、その後の失点に結び付いた。

 守護神不在に救援陣の失点、そして度重なる守備の乱れ。9回に決勝打となった代打藤井の左犠飛に抗議しベンチに退く際にボールボーイが座るパイプ椅子を金本監督が蹴り上げるシーンが敗戦を象徴させた。金本阪神にとっては寝苦しい夜となった。(山本 浩之)

 ▼阪神・高代ヘッドコーチ(守備の乱れが失点につながり)そうやね。(鳥谷の、らしくないミスが続いていることに)誰が見ても、そうやね。

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