清原被告 父の手紙に法廷で号泣「親不孝な息子で申し訳ない」

[ 2016年5月18日 06:00 ]

85年、実家に戻った清原被告(左)を出迎える洋文さん

 2月に逮捕されて以来、初めて公の場に姿を見せた清原和博被告(48)。初公判の法廷では、スター選手の面影が全く感じられないほど2時間泣き通し。父親の洋文さん(78)からの手紙が読み上げられると「親不孝な息子で申し訳ない」と号泣した。

 弁護側の被告人質問で、清原被告は留置場で洋文さんに生まれて初めて手紙を書いたことを明かした。「初めて買ってもらった青いグラブの話や、親不孝で申し訳ございませんと書きました」と涙ながらに語った。

 母親は認知症で施設におり、弟とは絶縁状態のため、洋文さんは高齢で体調面に心配があるものの、清原被告が保釈された際の身元引受人になったとみられる。洋文さんが「本来なら証人になりたいが、狭心症の発作を起こしかねない」との理由で書いた手紙を弁護人が代読。手紙では「人の役に立つ人間として生まれ変わり、人生をやり直してほしい。親としてできる限りの支援をしたい」と情状を訴えた。

 清原被告は大きな背中を丸め、目を赤くしながら聞き入った。父親の手紙の感想を問われると「親不孝な息子で申し訳ない。病を患っているにもかかわらず、“俺も一緒に頑張るから、和博も頑張れ”とお父さんに言ってもらって…。感謝してます」と声を詰まらせた。

続きを表示

この記事のフォト

2016年5月18日のニュース