西武・岸 珍記録に挑戦!今世紀パ初“失点0開幕3連勝”狙う

[ 2016年4月12日 05:30 ]

ソフトバンク戦に向け調整する岸

 西武のエース・岸が12日のソフトバンク戦で快挙に挑む。今季はここまで2戦2勝で、16イニング連続無失点を継続中。先発投手が開幕から失点0のまま3戦3勝すれば、極めて珍しい記録になる。

 開幕ローテーションに入った12球団の投手で唯一、11日時点で防御率0・00。3月29日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)は7回無失点、5日の日本ハム戦(西武プリンス)は9回無失点で、防御率と勝率でリーグ「2冠」に君臨する。「“いつかは取られる”ぐらいの気持ちで投げている。ただ、投げるからには点はやりたくない」。開幕から先発を務めて規定投球回到達を続け、3戦3勝で防御率0・00だったのは、01年以降では07年の巨人・高橋尚と14年のオリックス・西のみ。西は自責点0ながら2失点があり、岸が無失点で達成すれば「パ・リーグ今世紀初」となる。

 快投を予感させるデータがある。西武プリンスドームでは14年8月31日のオリックス戦から7連勝中。さらに、ソフトバンク戦は13年8月4日(ヤフオクドーム)から4連勝中だ。「投げている本人は何連勝しているか分からない。人に言われて“そうなんだ”って気付くぐらい」とクールに笑うが、今季2度目の鷹斬りの条件はそろっている。 (重光 晋太郎)

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