大谷 真二刀流!DH制のパでも打席へ、17日ロッテ戦で実現か

[ 2016年4月12日 05:30 ]

DHを使わずパ・リーグの試合でも打席に立つプランが明らかになった大谷

 日本ハム・大谷翔平投手(21)に新たな二刀流プランが温められていることが11日、分かった。先発登板の試合で打席にも立つというもので、栗山英樹監督(54)が大谷本人とすでに話し合っていることを明かした。投手で先発し打席に立った過去5試合はいずれもDH非採用の交流戦。DHを放棄し、投手で先発打順に入れば自身初になる。今週は17日のロッテ戦(札幌ドーム)の登板が有力で、動向が注目される。

 仙台から次の遠征地・大阪へ飛ぶフライトの前に、栗山監督は口を開いた。開幕から3試合に登板しながらまだ白星がない大谷。ただ、話は次回登板予定や調整法というレベルの内容ではなかった。進化し続けてきた投打二刀流の行く先――。ここで新たなステップを踏む可能性を示唆する発言が飛び出した。

 交流戦だけでなく、DH制のパ・リーグの試合でも「投げて、打つ」という新プラン。「それはキャンプの時から考えている。本人ともいろいろ話はしている」と語り、「翔平(大谷)の体の状況、立場は昨年と全然違う。常に新しいことに向き合っている。動きの精度は上がった」と言葉を続けた。事実、大谷は昨季終了後に一時体重を102キロまで大幅に増やすなどスケールアップ。今季3度目の先発だった10日の楽天戦(コボスタ宮城)では黒星こそ喫したが、わずか106球で8回完投し、余力を残しながら1失点と試合をつくる大人の投球を見せた。

 先発登板と打撃の両立は、これまで交流戦に限られた。投手としてパの試合でDHを使わずに先発打順に入れば自身初。球団でも75年のDH制導入後初めてとなる。早ければ次回登板が有力な17日のロッテ戦で実現する可能性が浮上した。

 現在、チームは故障者が続出中。外野陣は特に深刻で、浅間、岡がキャンプ中に離脱したほか、開幕後も9日の楽天戦(コボスタ宮城)で陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)、10日の同戦で杉谷がアクシデントで途中交代した。攻撃陣への不安は膨らむ一方で、大谷のバットに、これまで以上の期待がかかっている。交流戦まで6連戦が今週と5月3~8日の2度しかない日程は追い風で、登板日に打者を兼ねても、完全休養日を設けて疲労回復が図れる。故障のリスクを極力回避することで夢プランが可能になる。

 6日の西武戦(西武プリンス)での走塁中に両足首をひねって途中交代した大谷は「僕もアクシデントをしているので何も言えないけど…」と苦笑いを浮かべたが、現在5位に沈むチームの起爆剤としても期待がかかる。12日からのオリックス3連戦(京セラドーム)は打者出場する予定で「まだ始まったばかりですけど、一つでも多く勝ち、1点でも多く取りたい」と言った。無限のポテンシャルでプロ野球界にまた革命を起こす。 (柳原 直之)

 ≪大谷の過去の登板&打席≫

 ▼13年6月18日 広島戦(マツダ)に「5番・投手」で初の二刀流出場。投では4回3失点も、打ではプロ初の勝利打点をマーク。3打数1安打1打点で、途中から右翼の守備に。

 ▼同8月18日 ソフトバンク戦(帯広)に「5番・右翼」でスタメン出場し、5点ビハインドの8回にマウンドへ。1回1安打無失点に抑える。

 ▼14年5月20日 中日戦(札幌ドーム)に「7番・投手」で出場し本拠地初の二刀流。同年交流戦はパ本拠地でDH制を採用しなかったためで、打っては3打数無安打。投手では5回0/35失点だった。

 ▼同6月4日 広島戦(同)で、投げてはプロ入り後最速の160キロをマークして白星。5回には前田健(現ドジャース)から二塁打を放った。

 ▼同11日 巨人戦(同)。右ふくらはぎがつって6回1/3を1失点で降板。打では2打数無安打。

 ▼15年6月6日 阪神戦(甲子園)。「7番・投手」で先発して7回1失点。打っては3三振で0―1で黒星を喫した。

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