雨男が結んだ縁!?マー君 岩隈と18日初対決へ 楽天の新旧エース投げ合い

[ 2016年4月12日 05:30 ]

登板試合が雨天中止となり、球場を後にする田中を呼び止め、ポーズをとるハーキー・ブルペンコーチ(右)

 ヤンキースの田中将大投手(27)が、17日(日本時間18日)のマリナーズ戦で楽天時代に同僚だったマリナーズ・岩隈久志投手(35)と初対決する可能性が高まった。先発予定だった10日(同11日)のタイガース戦が雨天中止となり、12日(同13日)のブルージェイズ戦にスライド登板する。その後、田中、岩隈ともにローテーション通りに登板すれば、楽天の新旧エース対決がニューヨークで実現することになる。

 開幕戦に続き、2試合目の登板も雨でずれ込むことになった。球場到着前に試合中止が決まり、田中は「気持ちを切って、また明日調整して臨みたい」と冷静に話したが、寒冷地デトロイトからトロントへ移動後、自身のツイッターに「久しく眠っていた雨男ぶりが発揮されているのか!?」と自虐交じりに投稿した。

 まさに「雨男」の本領発揮だ。楽天での新人時代、実戦初登板となった紅白戦、オープン戦の初登板もことごとく雨で中止に。その後も雨で登板が流れるケースが目立ち「僕は雨男」と自負するようになった。だが、今回の雨は「運命の導き」とも受け取れる。 田中は2日後の12日(日本時間13日)ブルージェイズ戦にスライド登板する。敵地のドーム球場で雨の心配はない。そして中4日で17日(同18日)のマリナーズ戦に登板する予定で、マ軍は岩隈の先発が予定されている。

 田中にとって楽天時代の先輩。岩隈は11日(同12日)のレンジャーズ戦に登板後、中5日でヤ軍戦に向かう。実は田中がメジャー1年目の14年6月10日に岩隈との初対決が予定されていた。ところが、対戦前日にヤ軍とロイヤルズの試合が雨天中止に。ヤ軍のローテーションが変更され、1日ずれた。雨によって流れた初対決が、田中が「雨男」ぶりを発揮したことで再び巡ってきた。

 田中は先輩右腕と対決する可能性が高まったことについて「それは次(ブ軍戦)に投げてからでいいんじゃないですか」と次回登板に集中しているが、2年前に雨で対決が流れる前には「プロに入った時にそういう立場(エース)にいた方と、違うステージ(メジャー)で投げられるのは楽しみ」と待ち望んでいた。さらに今回実現すれば、元同僚だった日本人投手がメジャーで投げ合う初めてのケースとなる。

 岩隈との投げ合いに弾みをつけるためにも、まずは次回登板で今季初勝利を目指す。昨季ア・リーグ東地区を制したブ軍は、昨季ア・リーグMVPのドナルドソンらが強力打線を形成。「打線も去年と変わらずいいので、投手が失点を防いでゲームをつくっていくことが大事」と力を込めた。(デトロイト・東尾 洋樹)

 ≪2年前は「雨が台無しに」≫田中と岩隈の投げ合いが幻に終わったのは14年6月。10日にマリナーズの本拠地シアトルで予定されていたが、9日のロイヤルズ―ヤンキース戦が雨天中止となり、9日に先発予定だったヌノが10日、田中は11日へとスライドした。地元紙シアトル・タイムズも「岩隈と田中の投げ合いを雨が台無しにした」との見出しで中止を残念がる記事を掲載した。

 ▽日本人大リーガーの先発対決 99年5月7日のヤンキース・伊良部とマリナーズ・マック鈴木の投げ合いに始まり、過去に11度。最も新しいのは13年6月25日のヤ軍・黒田とレンジャーズ・ダルビッシュの投げ合いで、どちらにも勝敗はつかず試合はヤ軍が4―3で勝った。田中はこれまで日本人と投げ合ったことがない。岩隈は12、13年にダルビッシュと1回ずつ対戦し1勝1敗。

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