20年五輪で野球ソフト会長 米大リーグ参加へ交渉継続

[ 2016年4月12日 04:56 ]

 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)のフラッカリ会長は11日、2020年東京五輪の追加種目で課題とされる米大リーグのトップ選手参加について「前向きに交渉を継続している。ベストな解決策を探せる自信を持っている」との見解を示した。

 3月の国際オリンピック委員会(IOC)プログラム委員会では米大リーグの選手派遣を懸念する声が多かったという。同会長は「プロ選手の参加は各国共通の課題。米国も状況は把握している」と述べ、米大リーグ機構(MLB)には準決勝と決勝の限定参加など代替案を提示している。

 出場チーム数が6チームに減った問題では「大会方式や日程で調整が必要」と指摘。野球の強豪国が北米と中南米、東アジアに偏っている背景を踏まえ「大陸別出場枠のバランスも難しい」と課題を挙げた。

 IOCは8月のリオデジャネイロ五輪の際に開く総会で追加種目を正式決定する。(共同)

続きを表示

2016年4月12日のニュース