桐生第一打線 最大9点差から終盤意地の5点 諦めず11安打

[ 2016年3月21日 05:30 ]

<桐生第一・滋賀学園>滋賀学園に敗れ、引き揚げる桐生第一ナイン
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第88回選抜高校野球大会1回戦 桐生第一5―9滋賀学園

(3月20日 甲子園)
 最大9点差をつけられた中、桐生第一打線が終盤に意地を見せた。7回に3点を挙げ、8回にも2点を追加。福田治男監督は「もしかしたらと思わせる粘りを見せてくれた」と最後まで諦めず2桁11安打した攻撃を評価した。

 7回に2点右前打を放った「3番・捕手」の高田主将は「キャプテンの自分が何とか1本出さないと思っていた」と悔しさをにじませながら振り返った。その左手首は強くテーピングが施されていた。キャッチングなどで蓄積した疲労の影響で昨冬に痛みが限界に達した。そのまま練習を続けていれば、骨折やじん帯を痛める恐れもあったという。

 まだ状態が万全ではない中で6回にも中前打を放ち、2安打をマークした高田主将は「最後に粘りを出せて良かった」と前を向いた。この一戦を決して無駄にしない。

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2016年3月21日のニュース