ライアン小川 菅野並んだ5勝 ピンチ動じず駆け引き光る

[ 2013年5月26日 06:00 ]

<ヤ・ソ>お立ち台でミレッジ(右)にお礼を言うヤクルト・小川

交流戦 ヤクルト4-3ソフトバンク

(5月25日 神宮)
 7回の攻撃が始まるベンチの中で、代打を送られたヤクルト・小川はヘルメットをかぶったままだった。103球を投げ、7回5安打1失点。先発として合格点も、「最後まで行くつもりだった」と悔しそうな表情を浮かべた。

 リーグトップの阪神・メッセンジャーにあと1勝と迫るチーム最多の5勝目。新人王レースで最大のライバルとなる巨人・菅野に勝ち星で並んでも「(新人王は)結果でついてくればいいですけど、まずはチームの勝利が大前提でやっている」とキッパリ。大リーグの最多奪三振記録を持つノーラン・ライアンをほうふつさせるダイナミックなフォームで人気だが、5勝、39奪三振、勝率・833でチーム3冠に立った姿は、94年に皐月賞、ダービー、菊花賞の3冠を制したナリタブライアンのようでもあった。

 打者との冷静な駆け引きも光る。4―1の7回に連打で1死一、二塁を招き、本多を打席に迎えた。「強振してくるところ、ストライクを取るところを分けている」。1ボール1ストライクの打者有利のカウントで、あえてボールになる低めのフォークで空振りを奪った。そして最後は内角低めの138キロ直球で一ゴロ。続く柳田も二ゴロに仕留めてピンチを切り抜けた。並の新人なら浮足立つところだが、荒木投手コーチも「打者との間合いを考えて投げていた」と絶賛した。

 4月下旬から緊急発売した「ライアンTシャツ」は発売からすぐに約150着が完売。勝ち星だけでなく、グッズ売り上げでもチームの顔になりつつある。「これからもリズムよく投げて打ってもらえるように投げたい」。チームの連敗を3で止めた右腕が、新人王レースでもトップに躍り出た。

 ▼ヤクルト・ミレッジ(2回に勝ち越しの4号3ラン)走者がいたのでコンパクトに振った。

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