西岡の言葉で吹っ切れた 大和号泣!劇勝呼ぶ29打席ぶり安打

[ 2013年5月26日 09:31 ]

<神・日>サヨナラ打のマートンの手前で目頭を押さえる大和(右手前)

交流戦 阪神2-1日本ハム

(5月25日 甲子園)
 こらえきれなかった。阪神・大和は、サヨナラの歓喜の輪で人目もはばからず泣いた。重圧に耐え、29打席ぶりに出た執念の安打が、劇的勝利へとチームを導いた。

 「ずっとチームに迷惑をかけていたので。やばかったですね。思い切っていくしかない。躊躇(ちゅうちょ)せずに振り抜けました」

 9回、同点とし、なおも1死一、二塁。1ボール2ストライクから141キロ直球を叩きつけると、ホーム付近で高く跳ねたバウンドは遊撃方向へ。俊足を飛ばし、一塁にヘッドスライディングした。18日ソフトバンク戦の第2打席で左前打して以来、5試合ぶりにHランプを灯し、マートンのサヨナラ打につなげた。

 憧れの先輩から、頼もしい言葉をもらい打席に入っていた。1死一、三塁から武田久の暴投で追いつき、1死二塁と状況が変わると打席にいた西岡は敬遠を確信し、ネクストサークルにいた自身の元へ歩み寄ってきた。肩を抱かれながら、耳打ちされた。「気持ちでいけ」。これで吹っ切れた。初球は空振り、2球目はファウル。とらえきれなかったが、弱気の虫は消えていた。ボールを1球見送り、続く4球目を叩いた。

 「ロッテ戦からつなぎ役として仕事ができていなかった。先頭でも出れていなかった。相当打っていないな、というのは自分でも思っていた。失敗が続くにつれて小さくなっていた」

 和田監督からも「それぐらい責任を感じて打席に入っていたんだと思う。執念というか、そういうのを見せてもらった」と褒め称えられた。大粒の涙はレギュラーとしての強い自覚を持ってプレーしている証しだった。

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