ツイてるね!ノッてるね!!原巨人タイムリー2本で7点逆転

[ 2012年7月11日 06:00 ]

<巨・広>広島に勝利し、ジャビットと抱きあう巨人・原監督

セ・リーグ 巨人7-4広島

(7月10日 京セラD)
 鬼ヅキだ!巨人は10日、広島戦で適時打は2本だけ、それでも計7点を挙げて快勝した。4回には相手失策、押し出し四球、失策、犠飛と適時打なしで4点を奪って逆転。原辰徳監督(53)も試合後に「ツイている」との言葉を4度も使って、勝利の女神に感謝した。チームは今季3度目の5連勝。5点以上奪った試合は22勝2分けと無敗の快進撃で、2位・中日とのゲーム差を3に広げた。

 ちょっぴり含み笑いを浮かべながら、原監督がテレビカメラの前に立った。ベンチ裏の素振り用ミラールームでのインタビュー。キーワードはもちろん「ツイていた」だ。適時打は2本だけでも計7点を奪っての逆転勝利に、指揮官は4度もその言葉を口にした。

 「きょうはツキがありましたね。相手のミスといいますか、ツイていたと思います。4回?非常にツイていた。4点取ることができて。こっちとしてはツキがあった」。2点ビハインドから4点を挙げて試合の主導権を奪い返した4回。1死から谷、坂本、村田の3連打で満塁とすると、ここからは怖いほどツイていた。阿部の併殺コースの三ゴロを広島・堂林がはじく失策で1点を返すなど、2失策と押し出し四球、古城の中犠飛と適時打なしで逆転。原監督は「(犠飛の)4点目は非常にいい取り方だった」と相手のミスにつけ込んだ攻撃を振り返った。

 これだけでは終わらない。再び同点とされ迎えた6回1死一塁。エドガーへの4球目の暴投で一塁走者の高橋由が一気に三塁へ。「キャッチャーが見失っていた感じがあったので、思い切っていった」と捕手・石原がボールの行方を見失うツキを見逃さなかった。4回の攻撃では走者として併殺を阻止しようと二塁へ滑り込み広島・菊池と交錯。右肘にスパイクの歯が刺さった上に、6回は右肩付近へプロ通算99個目の死球。「速くはねえよ」と言いながらも、痛みに耐えた高橋由の激走で1死三塁と広がったその6回の好機で、エドガーの中前打が決勝点になった。4失点KOされた内海にはそっぽを向いた勝利の女神は、攻撃陣には優しかった。

 これも日頃の信心深さの御利益だ。原監督は毎年1月初旬に初詣として山梨県甲府市の武田神社を参拝。戦国武将の武田信玄をまつった同神社の御利益は「勝ち運」だ。今季5点以上を奪えば22勝負けなし(2分け)となったが、適時打2本ながら計7得点は強運としか言いようがない。

 中山美穂の86年のヒット曲「ツイてるねノッてるね」が聞こえてくるような鬼ヅキの5連勝。前回、日本一に輝いた09年以来の貯金18に到達した。京セラドームでの主催ゲームで、球宴前最後の9連戦を白星発進。原監督は「初戦というのは大事だと思います。もつれた試合になりましたが、取れたのは大きい」と今にも歌いだしそうな顔で、帰りのバスに乗り込んだ。

 ≪適時打以外で5点は今季最多≫巨人が今季3度目の5連勝。連勝中の得点は6、6、7、3、7と6得点以上が4度。5月8~25日の10連勝中は6点以上が3度、6月27日~7月1日の5連勝中は1度と今回が最も多い。今季の巨人は5得点以上を挙げたのが24試合あり、これで22勝2分けと無敗を継続中だ。この日は7点中5点が敵失、押し出し、犠飛と適時打以外で挙げたもの。巨人が適時打以外で5点は3度あった4点を上回る今季最多と、効率良く安全圏の得点を稼いだ。

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