38歳門倉 都市対抗で東京Dカムバック 「幸せ者だよね」

[ 2012年7月11日 12:36 ]

 東京ドームのマウンドに、日本プロ野球通算76勝の右腕が再び立つ。13日に開幕する社会人野球の第83回都市対抗野球に、中日、横浜、巨人などで活躍し、今年から北海道のクラブチーム・伊達聖ケ丘病院に加入した門倉健投手(38)が、JR北海道(札幌市)の補強選手として出場する。

 3日からJR北海道の練習に参加し、6日に東京入り。合流間もないが、門倉は持ち前の笑顔と飾らない性格で早くもチームに溶け込んでいる。右腕は15日の1回戦・トヨタ自動車戦で初の都市対抗の舞台に上がる。

 「東京ドームで投げるのは(韓国)SK時代の10年の日韓戦(日韓クラブチャンピオンシップ)以来。投げた数は少ないけど、東京ドームにはいいイメージがある。一発勝負のプレッシャーを感じながらのマウンドだろうけど、凄く楽しみ」

 コーチ兼任で伊達聖ケ丘病院加入後はトレーニングを兼ね、自転車で2時間30分かけて洞爺湖一周にも挑戦。しかし都市対抗予選は、北海道地区1次予選の敗者復活2回戦で、タイブレークの末に敗退。門倉が延長11回1死満塁から決勝打を許し、夢はついえた。

 「このチームで都市対抗と思っていたから悔しくて…。試合後ロッカールームで1人で涙を流した。チームに申し訳なくて、終わったという思いでいっぱいだった」

 社会人野球の一発勝負の厳しさを痛感した。しかし北海道地区代表のJR北海道は、門倉の変化球の切れと制球に加え、豊富な経験を評価。補強選手として声をかけた。

 「最初は1人でドームに行くのが複雑で素直に喜べなかった。だけどチームメートが“JRのユニホームを着るけど聖ケ丘の代表としても頑張ってください”と言ってくれた。幸せ者だよね」

 大学時代に高校時代の同級生を応援するために都市対抗を観戦したことがある。特有の熱気は今も覚えているという。2年ぶりに立つ東京ドームのマウンド。わが道を進む38歳が健在ぶりをアピールする。

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