楽天がサヨナラ負けで5連敗…41試合目で借金10に 石井監督は「待ったなしの状況」

[ 2023年5月24日 22:26 ]

パ・リーグ   オリックス6―5楽天 ( 2023年5月24日    ほっともっと神戸 )

<オ・楽>9回、サヨナラ本塁打を許し、ぼう然の楽天・松井裕(撮影・岸 良祐)
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 楽天が敵地でオリックスにサヨナラ負けを喫し、5連敗でチームの今季ワーストを更新する10に達した。

 先発・早川は7回を6安打2失点と好投して先発投手としての役割を果たすと、打線も4回に島内が節目の通算100本塁打となる3号2ランを放つなど7回までに5点を奪った。

 優位に試合を進めて3点リードで逃げ切りを図ったものの、終盤の救援陣が誤算だった。8回に2番手でマウンドに上がった鈴木翔は内野安打で無死1塁とされ、中川圭に左越え2ランを被弾して1点差に。9回は守護神・松井裕を送り込むも、1死から代打・大城の三ゴロを伊藤裕が失策し、続く紅林の逆転サヨナラ2ランで試合をひっくり返された。

 連敗ストップまで目前という状況からまさかの展開に、石井監督は「8回のところですね。チームの流れで言うと、3点差で松井に渡すことが大事だった。そこで2点をとられたのが良くなかった」と指摘。小山投手コーチも「8回の(鈴木)翔天は何とか抑えて踏ん張ってほしかったけど、一番やってはいけないホームランを浴びてしまった。登板間隔が空いていた松井にはプレッシャーがかかってしまったし、早川にも申し訳ないことをした」と険しい表情だった。

 これでチームは今季2度目の5連敗となり、41試合目で借金が2桁に到達した。試合前に石井監督は「待ったなしの状況になるけど、まだ諦めることろじゃない。ここから戦う姿勢をどれだけ見せられるかが大事」と強調していたが、シーズン序盤で大きな正念場を迎えている。

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