中日・立浪監督 天敵の九里に究極作戦 狙ってない球を振りにいったら「空振りすればいい」

[ 2023年5月24日 22:08 ]

セ・リーグ   中日2-6広島 ( 2023年5月24日    マツダ )

選手交代を告げにベンチを出る立浪監督 (撮影・奥 調)
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 中日が24日の広島戦に敗れ、借金14に逆戻り。前日に7連敗から脱出したが、5月2度目の連勝(5~7日に3連勝)を逃した。

 先発の涌井が3回6失点という誤算。さらに今季、中日戦で抜群の相性を誇る九里を攻めあぐねた。九里はこの日の7回1失点を含めて、これで31回を投げて2失点(自責点1)という竜キラーぶり。3勝は全て中日からとなった。

 試合後、立浪監督は天敵・九里について「今日はそんなにいい感じじゃなかったけど、ああいう点差になれば、投手も勝たないといけないという、逆にそういう考えも働くし。いいような感じはなかった」と、涌井が初回に5失点したことが大きく響いたと振り返った。

 これで九里には3勝を献上。対策が急務だ。「右はシュートを意識させられる。左は引っかけさせられた凡打が多い」と傾向を口にした同監督は「全般的に打てる、打てないはあるが、追い込まれていないのに、当てにいってフェアに入るのが目立つ。追い込まれる前なら、狙っていない球を打ちに行くこともあるが、空振りすればいい」と、ストライクカウントを頭の中で整理し、追い込まれる前は当てに行く打撃を回避するように言及。「真っすぐを待って、変化球を打つのも振れるようになっていかないと。相手も怖さがない形になる。チーム全体の課題」と話した。

 移籍後ワースト6失点の涌井については「初回の5点は痛かった。なかなか点が取れないので。調子自体は分からないが、そんなに悪くないと思った。先頭をぽんと出して。ただ1つミスが絡んだ。そこから2ラン。3点くらいであれば、まだチャンスはあったと思う」と、初回の大量失点につながった、坂倉の2ランを指摘していた。

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