神戸医療未来大、サヨナラ勝ちで1勝1敗に　近畿学生野球入替戦

近畿学生野球入替戦   神戸医療未来大（2部1位）4―3神戸大（1部6位） （ 2023年5月24日    豊中ローズ ）

サヨナラ勝利を挙げ喜ぶ神戸医療未来大の選手たち
Photo By スポニチ

　神戸医療未来大がサヨナラ勝ちで対戦成績を1勝1敗とした。9回1死満塁で5番DH・手塚隼人（4年＝鳴門渦潮）が右前にはじき返し、熱戦の決着をつけた。

　「後ろにもいいバッターがいるので、三振でもいいぐらいの気持ちで思い切っていきました。完璧な当たりだったので、打った瞬間抜けたと思いました」

　昨年秋の阪南大との入れ替え戦は、初戦を取りながら連敗で1部昇格を逃していた。手塚は2年秋に腰椎分離症を発症し、昨年は試合に出ることができなかった。スタンドから応援はしていたが、チームを見守ることしかできなかった悔しさを晴らす一打だった。

　18年まで早稲田大野球部を4年間指揮し、19年に神戸医療未来大野球部監督に就任した高橋広監督は「よく粘ってくれた。最後は4、5番がよく打った」と、1死満塁にチャンスを拡大した4番・新鞍大志（3年＝三本松）と手塚を称えた。