和田毅 ダイエーとソフトBで積み上げた金字塔「たくさんの方に支えられてここまで投げることができた」

[ 2023年5月24日 21:40 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2ー1日本ハム ( 2023年5月24日    エスコンF )

<日・ソ>記念ボードを掲げ写真に納まる和田(撮影・高橋 茂夫)
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 ソフトバンクの和田毅投手(42)が、日本ハム戦(エスコンF)で、自身のメモリアルを祝うチームトップタイの4勝目を挙げた。

 初回、ハンソンに先制ソロを被弾し「いいい状態のなかで、スタートでいきなり本塁打を打たれてしまった」と苦笑いを浮かべた。しかし、直後の2回に栗原が逆転2ランを放つと、その裏を0点に抑え、NPB通算93人目となる2000投球回を達成。記念ボードを掲げると、球場は祝福の拍手に包まれた。

 ダイエー、ソフトバンクの16年間で積み上げた金字塔に「ケガもありましたし、1年半投げられない故障もあったんですけど、たくさんの方に支えられてここまで投げることができた」と周囲の支えに感謝した。

 その後も粘りの投球で追加点を許さず、5回1失点で降板すると、リリーフ陣が1点のリードを守り抜き、左腕のメモリアル白星をアシストした。

 球団の左腕としては初の大台クリア。そして42歳3カ月での到達はNPB史上最年長となる。「本当は元気であればもっと早い段階で達成しないといけない」と話すが、これも長く現役を続けてきた証。「野球が好きですし、野球のために何をすればいいかを一生懸命考えてきた。また1球1球、次の登板に向けて頑張っていきたいと思います」。自らの大記録よりも、チームを3連勝に導いたことに喜びを感じていた。

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