最速145キロ右腕のスーパー1年生・石垣が7回1安打無失点 高崎健康福祉大高崎がベスト4進出

[ 2023年5月24日 13:01 ]

春季高校野球関東大会準々決勝   高崎健康福祉大高崎2―0帝京 ( 2023年5月24日    サーティーフォー保土ケ谷 )

<帝京・高崎健康福祉大高崎>7回1安打無失点と好投した高崎健康福祉大高崎の石垣(撮影・村井 樹)
Photo By スポニチ

 スーパー1年生の好投もあり、今春の選抜にも出場した高崎健康福祉大高崎(群馬)が準決勝進出を決めた。

 堂々たる内容だ。先発として7回1安打無失点と好投したのが最速145キロ右腕の石垣元気投手(1年)。公式戦初先発をほぼ完璧な内容で終え「テンポ良く、球数も少なく投げられて良かった」と笑みがはじけた。

 対応力の高さが光った。試合中に「マウンドが滑る」と感じるとすぐさま対応。先発として長い回を投げることも考え「急速は抑えめに、打たせて取ることを考えた」と、直球とチェンジアップをきっちりコースに投げ分け内野ゴロの山を築き、5回までは無安打投球。6回1死二塁のピンチも簡単にしのぎ、7回を72球でまとめたところで降板した。

 初戦の土浦日大(茨城)戦でも3番手として3回無失点と好投。今大会は10回連続無失点中とエース級の活躍を見せており、青柳博文監督も「落ち着いていて、1年生らしからぬ投球だった」と称えた。

 出身は北海道登別市。道内からも10校以上からオファーがあったが、「施設がいいのと自分に合った野球だったから」と高崎健康福祉大高崎への入学を決断。高校での目標に掲げた「日本一と急速155キロ」を目指し、初めての寮生活を送っている。「夢は160キロです」とも堂々と言い切った石垣。今夏、2季連続甲子園出場を目指すチームにとって頼もしい右腕が加わった。(村井 樹)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年5月24日のニュース