ヤクルト 勝利まであと1死から悪夢の逆転負け…今季2度目の6連敗で3年ぶり借金7

[ 2023年5月24日 21:47 ]

セ・リーグ   ヤクルト5ー6阪神 ( 2023年5月24日    神宮 )

<ヤ・神>9回、逆転打を打たれ肩を落とす田口(撮影・沢田 明徳)
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 5位・ヤクルトは24日、本拠で首位・阪神と対戦。新守護神・田口麗斗投手(27)が1点リードの9回にまさかの2失点を喫し、5―6と手痛い逆転負け。チームは引き分けを挟んで今季2度目の6連敗。20年9月2日以来約3年ぶりの借金7となった。

 先発のドラフト1位ルーキー・吉村は序盤3回まで無失点と上々の立ち上がり。3回には西勇の折れたバットに“強襲”されるアクシデントが発生。ここは素早い反応で目の前まで飛んできたバットをグラブで防ぎ、直撃の危機を間一髪回避。西勇からの“謝罪”にも爽やかな笑顔で返し、無事をアピールした。

 吉村は打っても3回、プロ初打点となる右犠飛を記録。自らのバットで先制点を挙げ、ナインからの祝福を受けた。しかし、先制直後の4回に4安打と集中打を浴び2失点。逆転を許し、この回を投げ終えたところで降板した。

 打線は塩見が活躍。1―2の4回の第2打席は、2死二塁から同点に追いつく中前適時打。2―4となった6回には無死一、二塁から1点差に迫る右翼フェンス直撃の適時二塁打を放った。さらに7回、村上の右前適時打で再び同点に追いつき、なおも1死一、三塁と押せ押せムードのチャンスで第4打席へ。打球は三塁へのゴロとなってしまうも、全力疾走からのヘッドスライディングで併殺打を回避。リプレー検証でも判定は変わらず一塁はセーフ。三走のホームインが認められ終盤での逆転に成功した。

 8回は4番手の清水が2死一塁から原口に左中間へ飛ばされるも、ここでも塩見がファインプレー。フェンスギリギリのところまで一直線に走って華麗なジャンピングキャッチを披露。連敗ストップへ向け球場も大盛り上がりを見せた。

 だが9回に悲劇が待ち受けていた。5番手の田口は近本、中野を連続三振。勝利まであと1死としたが、ノイジーの右方向への打球を途中出場の右翼・並木がまさかの後逸。これが“不運な”三塁打となって、続く大山には四球を与え2死一、三塁。ここで佐藤輝に右線への2点適時打を浴び逆転負け。田口は今季2敗目を喫した。

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