昨季左打者を圧倒していたダルビッシュ 今季はOPSで200ポイント以上も悪化…その理由

[ 2023年5月24日 13:54 ]

ナショナルズ戦に先発したダルビッシュ(AP)
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 パドレスの実況中継を担当するバリースポーツ・サンディエゴ(BSSD)が、今季のダルビッシュ有投手が、左打者に良く打たれていると指摘している。

 22年、対左打者を圧倒、OPS(出塁率+長打率)・538と抑え込んでいた。内訳は被打率・185、出塁率・235、長打率・303だった。しかし今季は23日(日本時間24日)のナショナルズ戦まで、左打者に11本の長打を喫するなどOPSは・763。中でも打たれているのはスライダーが4本、スィーパーが2本で、甘いコースに投げてしまっているという。

 23日のナショナルズ戦でも、5回9番の左打者ポール・アブラムスに、内角低めの87・4マイルのスライダーを右越えに2点本塁打とされた。右投手のダルビッシュが左打者に打たれてしまうは普通のことと言えばそれまでだが、昨季は左打者を圧倒していた。

 サイヤング賞投票で2位になった13年の対左のOPS・655、20年の・607よりもはるかに上だった。それが今季は一気に200ポイント以上数字が悪化し・765になった。バリースポーツ・サンディエゴのレポーターは「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で通常のキャンプを送れなかったことが関係しているのだろうか」と首をかしげている。

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