このまま終われるかよ!ショートトラックの「末っ子ジャパン」、4年後に向けても16日は試金石

[ 2022年2月14日 05:30 ]

北京五輪第13日 ショートトラック男子5000メートルリレー6~8位決定戦 ( 2022年2月16日 )

スピードスケートショートトラック代表の(左から)小池克典、菊池耕太、宮田将吾、吉永一貴

 「末っ子ジャパン」が意地を見せる。ショートトラックの競技で最終日に行われるのが、16日の男子5000メートルリレー。菊池耕太、吉永一貴、小池克典、宮田将吾の4人で構成される日本は、11日の予選で1組3着となり決勝進出を逃したため、6~8位決定戦に臨む。

 平昌五輪後、バンクーバー五輪スピードスケート男子500メートル銀メダリストの長島圭一郎氏(39)がナショナルチームのヘッドコーチに就任。その体制で重点的に強化されてきたのが、92年アルベールビルで銅メダルを獲得(男子5000メートルリレー)したリレー種目だった。迎えた今大会。初採用された混合リレーは予選敗退となり、個人戦ではまだ誰も決勝に進めておらず、最も期待された男子リレーも世界の壁にぶち当たった。

 だが、順位決定戦で1位となれば、平昌の7位を上回る成績となる。兄と姉がいる菊池、12歳上の兄がいる吉永、2人の姉がいる小池と宮田。全員が末っ子の男子リレーチームは平均年齢22歳に満たない若さだけに、最年少の宮田は「次の五輪にも、このメンバーでいくこともできる」と語る。4年後に向けても意味のあるレースだけに、いい形で締めくくる。(西海 康平)

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2022年2月14日のニュース