ビッグエア男子 大塚健「キャブトリプルコーク1800」決め、国武大晃と決勝進出 浜田、飛田は予選敗退

[ 2022年2月14日 16:42 ]

北京五輪第11日・スノーボードビッグエア男子予選 ( 2022年2月14日    首鋼ビッグエア競技場 )

ビッグエア予選の大塚健(AP)
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 スノーボードのビッグエア(BA)男子予選が14日行われ、大塚健(20=バートン)、国武大晃(20=STANCER)、が上位12人による15日の決勝に進出した。

 予選は3回の演技で2種類の回転を行い、高い方から2回の合計得点が採用される。29人で争われ、大塚は1回目に68・50点、3回目に「キャブトリプルコーク1800」の大技を決め、91・50点と会心の得点をマークし、合計160・00点の全体2位で予選通過。国武は1回目に83・75点で全体3位の高得点を出し、3回目の74・50点とあわせ、158・25点の全体4位で通過した。

 浜田海人(22=ムラサキスポーツ北海道)と飛田流輝(22=ウィルレイズ)は得点を伸ばせず、決勝進出はならなかった。

 ▼大塚 キャブ1800にトライするのは10月の練習以来だったが、回転もいい感じできていた。決勝はフロントサイドでもできたら。1本目はそんなにトリック自体もきれにできても高く点数が出るトリックではない。2本目は手が付いて伸びず、3本目にやっと納得いくトリックができた。

 ▼国武 全部決められたので、結構安心している。バックサイドのスピンも飛距離がかなりあって点数がついてきた。スイッチバックサイドを練習してきて、今回やっと大会でメークできたので良かった。決勝は今のランでは到底届かないので、ケガなく攻めて楽しみたい。

 ▼飛田 練習はうまくいったが、大会で成果が出せなかった。着地がやっぱりうまくいかなかったのが残念な気持ち。着地で硬い部分があったが、他の選手はできていた。立てなかったのは力不足で悔しい。結構、長期の遠征が続いて、疲れているので、しっかり体を整えて練習をして、次の舞台に立ちたい。

 ▼浜田 最後は決めたかった。悔しい。ビッグエアはダメだったが、スロープスタイルも順位は良くなかったが、爪あとというか、浜田というのがいるぞと。これからが大事。気を引き締めて頑張りたい。転んだけど、スノボ超楽しいっす。

 ▽ビッグエア 高さ30~40メートル、斜度20度以上の台から約70メートルの助走を滑り降り、1回のジャンプ技で競う。技の難易度や大きさ、出来栄え、着地の安定性などで採点される。五輪は18年平昌大会から正式種目として採用された。予選は3回の試技のうち高い方から2つの合計得点が採用され、上位12人が決勝へ。決勝も3回滑り、高い方から2回の合計得点で順位が決まる。

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