カーリングのセンサー不具合連発の原因は? 日本協会が見解「電池の電圧降下、回路の接触不良」か

[ 2022年2月14日 18:05 ]

<日本・中国>ストーンを投じる鈴木夕湖。ストーンのライトは緑色に(AP)
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 北京五輪のカーリングでストーン(石)が正しく投げられたかどうかを判定するセンサーハンドルが不具合を頻発している件について、日本カーリング協会が14日、誤作動の原因についての見解を示した。

 同協会にセンサーハンドルに関する質問が複数寄せられたための回答で、誤作動の原因について「内蔵している電池の電圧降下、回路の接触不良が考えられます」とし、その対応について「正しく動作しない場合には審判員がホッグラインの延長線上に立ち、目視で違反を検知します」と説明した。

 センサーはホッグラインまでに手を放したかどうかを確認するために使われている。手を離さなかった場合は違反を知らせるランプが点灯するようになっているが、1次リーグを戦う女子日本代表のロコ・ソラーレも、スウェーデン戦やカナダ戦でセンサーが反応しない状況があり、ROC(ロシア五輪委員会)戦では投球をやめ、審判を探す場面があった。

 センサーハンドルは2003年のコンチネンタルカップで初めて導入され、冬季五輪では06年トリノ大会から使用しているという。メーカーは海外(カナダ)でのみ生産され、「日本で生産している会社はありません」とした。

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