イングランド5Tで今大会初白星 若き司令塔スミスがMVP イタリアは34連敗

[ 2022年2月14日 02:07 ]

ラグビー欧州6カ国対抗第2節   イングランド(勝ち点6)33―0(前半21―0)イタリア(勝ち点0) ( 2022年2月13日    ローマ )

<イタリア・イングランド>激しく競り合う両軍フィフティーン(AP)
Photo By AP

 黒星スタートのイングランドが敵地で5トライを挙げて快勝し、今大会初白星を挙げた。イタリア戦は通算29戦全勝で、0点に抑えたのは2019年のテストマッチ以来史上2度目。1勝1敗とし、第3節は地元トゥイッケナムで同じく1勝1敗のウェールズと対戦する。開幕2連敗のイタリアは6カ国対抗通算34連敗。第3節は敵地ダブリンで1勝1敗のアイルランドと対戦する。

 イングランドは前半、約7割のボール保持率で攻め続けながらミスや反則が目立ち、もどかしい展開が続いた。それでも10分にSOマーカス・スミスがWTBマックス・マリンズとのパス交換から左中間へ先制トライ(7―0)。20分にはFWがゴール前へなだれ込み、フッカーのジェイミー・ジョージがポスト左へ飛び込んだ(14―0)。前半終了間際には敵陣でのターンオーバーを起点に、大外で待っていたジョージが2人のタックルを受けながら右隅へ。この試合自身2つめのトライで21―0とし、前半を折り返した。

 後半5分には前半から途中出場していたWTBエリオット・デーリーが左隅へトライを決め、ボーナスポイントを獲得。15分には32歳のSHベン・ヤングズがリザーブから出場し、元プロップのジェイソン・レナードに並びイングランド代表歴代最多となる通算114キャップをマークした。その後はイタリアに攻め込まれる時間が続いたが、途中出場で代表初キャップを獲得した2メートル1の21歳ロック、オリー・チェサムが33分に敵陣で相手ノックオンボールを確保。後半から出場したプロップのカイル・シンクラーがポスト下へ飛び込んでダメ押しした。プレーヤー・オブ・ザ・マッチ(MVP)には14日で23歳となる若き司令塔スミスが選出された。

続きを表示

2022年2月14日のニュース