42歳“二刀流”佐藤圭一 4度目の冬季パラへ「メダル獲得を目指したい」

[ 2022年2月14日 15:17 ]

オンライン取材に応じたパラバイアスロン日本代表の佐藤圭一
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 北京冬季パラリンピックに出場するバイアスロン日本代表の佐藤圭一(42=セールスフォース・ジャパン)が14日、オンライン取材に応じた。

 冬季パラは今回で4大会連続出場で、夏季パラはトライアスロンで16年リオデジャネイロに出場経験のある佐藤。二刀流により、「夏にトライアスロンをやることで心臓のベースを強くしてから、秋と冬にスキーに移ることでができる」と相乗効果を実感している。

 20年8月の練習中に自転車で転倒し、左肩を骨折。目標としていた東京パラ出場はかなわなかった。現在も完全なコンディションではなく「80%くらいの仕上がり。ケガの影響は否めない」という。

 新型コロナの影響で東京大会が延期したことにより、短期間で夏から冬への競技の切り替えとなった。「今までにないシチュエーション。新たなチャレンジだった」と佐藤。ケガを乗り越えてつかんだ4度目の冬季大舞台へ「メダル獲得を目指したい」と意気込んだ。

 ◇佐藤 圭一(さとう・けいいち) 1979年7月14日生まれ、愛知県出身の42歳。先天性形成不全による左手関節部欠損。19歳だった98年長野パラリンピックの影響で競技を始めた。冬季パラリンピックは10年バンクーバー、14年ソチ、18年平昌に出場。トライアスロンにも挑戦し、夏季パラリンピックでは16年リオデジャネイロに出場。現在は夏冬の競技を続けながら、会社員として仕事している。

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