ジャンプ団体、日本は1回目終え5位 強風で何度も中断の中、小林陵侑が貫録の134メートルのジャンプ

[ 2022年2月14日 21:05 ]

北京五輪第11日・ノルディックスキージャンプ男子団体 ( 2022年2月14日    国家スキージャンプセンター )

小林陵侑
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 北京五輪のジャンプ男子団体が14日行われ、日本は佐藤幸椰(26=雪印メグミルク)、中村直幹(25=フライングラボラトリー)、小林潤志郎(30=雪印メグミルク)、そして個人でノーマルヒル金、ラージヒル銀の2つのメダルを獲得した小林陵侑(25=土屋ホーム)の4人で臨んだ。1回目を終わり日本は5位で、2回目に進んだ。

 11チームが出場した団体戦は、1回目を終えて上位8チームが2回目に進出する。距離を出すには不利となる追い風が強く吹き、何度も中断となる中、日本は1番手の佐藤が126メートル、110・8点で6位のスタート。2人目の中村は124・5メートルで第2グループを終え7位に。3人目の小林潤は128・5メートルで第3グループ終了時に5位とすると、悪条件の中で4番手の小林陵侑が134メートルの大ジャンプをみせた。

 小林陵侑にとって、一大会で3つのメダルを獲得すれば、98年長野五輪のジャンプ船木和喜、18年平昌五輪のスピードスケート高木美帆に並ぶ冬季五輪の日本勢最多となる。団体戦へ「どこの国も強いので、また凄い戦いになると思うが、チームで(メダルを)獲れれば盛り上がる」と北京五輪での最後の戦いに臨んだ。

 絶対的エースをどれだけ助けられるか。個人ラージヒルで小林陵に次いで、日本勢2番手の15位だった佐藤幸椰は「これだけ強いエースがいる。日本チームとしての目標もある。陵侑選手の足を引っ張らないように頑張ります」と気を引き締め、小林陵と同じ25歳の中村直幹は「(小林陵を)本当に尊敬する。ジャパンチームのジャンプの完成度は、もっと上がってくると思うし(メダルの)可能性は十分にある」。陵侑の兄・潤志郎は「ラージの方が飛びやすいので2本そろえることができればと思う」とメダル獲得を見据えて臨んだ。

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