平野歩夢「初心に戻ってまた新たな夢に」 家族、ライバルに感謝記した「心からありがとう」

[ 2022年2月14日 20:44 ]

セレモニーで金メダルを見つめる平野歩夢(AP)
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 北京五輪スノーボード男子ハーフパイプ(HP)で同競技初の日本人金メダリストになった平野歩夢(23=TOKIOインカラミ)が14日、自身の公式インスタグラムを更新し、家族、ライバルなどに感謝を記した。

 「小さい頃の夢が1つ叶いました」と切り出した平野は「年齢と共に幼い頃の夢を追い続ける事の大変さを痛感しながら、自分の限界に挑戦し、その先の自分を信じて、諦めずやってきて良かったです」と、夢だった金メダル獲得を喜び、表彰台の写真を投稿した。

 「この4年間は、沢山新たな気持ちを学び、多くの経験を重ね、知らない自分と、世の中の目に見えない敵や、時には絶望感をも感じながら、進んできました」と平昌から北京までの4年間を振り返りつつ「東京オリンピックの挑戦からのスノーボードは半年間での苦しいチャレンジとなりましたが、家族、@eiju.hirano 、周りのサポートしてくれた皆さんのお陰で今ここにいます。ありがとう」と家族や関係者らに感謝した。

 「@4kaishuにもずっと経験して欲しいと思ってたこの大舞台で兄弟でしっかりと魅せれて良かったです」と、弟・海祝とともに五輪出場できたことを誇った。「実力があっても力を全て出し切れない選手も多かったとは思いますが、トップが1人しかいないこの難しい場で、周りの選手たちのこの場にかけてきた熱い想いにpushされたお陰で自分の全力と向き合う事ができました。ありがとう」とライバルたちのおかげで成長できたとした。

 「そして @shaunwhite素晴らしいチャレンジを見せてくれました。いつも自分や周りをpushしてくれるような彼らしい姿と、彼自身のチャレンジに感動しました」と北京五輪で現役引退を表明していた競技の象徴だったスーパースターで五輪3度の王者ショーン・ホワイトを称えた。「彼の果敢な挑戦を見て、3本目は絶対に自分が勝ちたいと思い、攻めの気持ちを保てました。彼の挑戦を間近で見てこれた事は、一生忘れません。ありがとう」とつづった。

 「今回のオリンピックを通して、少しでも多くの人にスノーボードの魅力だったり、やる気だったり、始めるキッカケになってもらえたらそれ以上は無いです」とし「まだまだ人生先は長いですが、この経験をこの先の自分に人生に活かしていけるように、初心に戻ってまた新たな夢に、自分にしか出来ない足跡を残して行きたいと思っています。心からありがとう」と締めくくった。

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2022年2月14日のニュース