ジャンプ団体5位 佐藤幸椰「力を持った陵侑をメダル争いをさせられなかった。言葉にならない」

[ 2022年2月14日 22:36 ]

北京五輪第11日・ノルディックスキージャンプ男子団体 ( 2022年2月14日    国家スキージャンプセンター )

男子団体で1番手を務めた佐藤幸椰のジャンプ(AP)
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 北京五輪のジャンプ男子団体が14日行われ、日本は佐藤幸椰(26=雪印メグミルク)、中村直幹(25=フライングラボラトリー)、小林潤志郎(30=雪印メグミルク)、そして個人でノーマルヒル金、ラージヒル銀の2つのメダルを獲得した小林陵侑(25=土屋ホーム)の4人で臨んだが、5位に終わった。

 小林陵侑は1回目に134メートルを飛んで126点。2回目も不利な追い風の中で132・5メートルと距離を伸ばして132・6点をマーク。計258・6点は2回目に進んだ8カ国の全選手中1位だった。

 それだけにトップバッターを務めた佐藤は「これだけ力を持った陵侑をメダル争いをさせることさえできなかったっていうのは、一選手として、一チームメートとして、非常に言葉にならないですし、彼の選手としての価値を、足を引っ張ってしまった気持ちが大きい。この団体戦で陵侑をメダル争いをさせられなかったことが非常に悔しい。選手として成長したい」と唇をかみしめた。また、小林潤は「2回目の五輪だし、団体のチームとしては最年長なので、引っ張っていければという思いはあったけど、うまく引っ張っていけなかった」と話し、中村は「自分の実力はこんなもんだと思う。ここからベースアップしていかなくちゃ世界とは戦えないと感じた。終わって見れば悔しいものになってしまった。絶対リベンジするぞと感じている」と語った。

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