ワリエワの出場可否 14日午後に裁定、練習後は笑顔で「グッドモーニング」30人中26番目に滑走

[ 2022年2月14日 05:30 ]

<北京五輪 フィギュア練習>練習するワリエワ(撮影・小海途 良幹)
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 昨年12月のドーピング違反が判明したフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(15、ロシア・オリンピック委員会=ROC)の北京五輪出場可否を巡るスポーツ仲裁裁判所(CAS)の聴聞会が13日夜、開かれた。CASのリーブ事務総長は会議前に「選手はオンラインで証言する。ロシア語を話すと思うので通訳を置く」と本人が出席と明かした。CASの裁定は14日午後に発表される。

 未成年であるワリエワの違反については、ROC女子選手を指導するトゥトベリゼ・コーチに責任があるとの見方が強く、国際オリンピック委員会(IOC)は周辺のスタッフを調査するよう世界反ドーピング機関(WADA)に要請。WADAはコーチや医師の調査を独立委員会に依頼すると明かした。ワリエワは13日に2部練習を行い、午前の練習後は日本メディアのあいさつに「グッドモーニング!」と笑顔。15日に行われるSPの滑走順は30人中26番目に決まった。

 《IOC最古参委員が露に“一時退場”求める》ワリエワの問題を受けIOC最古参のディック・パウンド委員(カナダ)がロシアに五輪からの“一時退場”を求めた。カナダ公共放送CBCが12日に報じた。組織的なデータ改ざんや隠蔽(いんぺい)を行ってきたロシアに「全く反省しない。何も認めないし全ての決定に不服を訴えてくる」と不信感を示し「問題を解決するまで1回か2回、あるいは3回、タイムを取らせるべき」と一時的にロシアを五輪から締め出すべきとの認識を示した。

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