鬼塚雅“勝負服”で予選5位突破「本当はダメかも知れないけど…」北京五輪スノーボードBA

[ 2022年2月14日 13:04 ]

北京五輪第11日 スノーボード・ビッグエア女子予選 ( 2022年2月14日    首鋼ビッグエア競技場 )

予選1回目、「バックサイドダブルコーク1080」を堅実に決めた鬼塚(ロイター)

 鬼塚雅(23=星野リゾート)が合計154・25点(80・75点+73・50点)をマークし、5位であす15日の決勝進出を決めた。スロープスタイル(SS)では無念の予選落ちを喫していただけに、上々の結果に「とりあえず予選を通れて良かった。ビッグエア(BA)は1番滑走が多いので、慣れていると言えば慣れていた」と1番滑走の緊張感をはね返し、満面の笑みを見せた。

 この日は同じく予選を突破した村瀬心椛(ムラサキスポーツ)、岩渕麗楽(バートン)とは異なり、上半身黒のウエアを着用して試合に臨んだ鬼塚。「本当はダメかも知れない」と恐る恐る切り出すと、「こっちの方がパサパサ音が聞こえないので」と、より競技に集中しやすい“勝負服”を選択した経緯を明かした。

 メダル争いの鍵になると見られるキャブダブルコーク1260はこの日は封印。3回目には1回転抑えた技で手応えも得ており、「メダルを狙って、2本目まで着地できたら、金メダルを狙う3本目に挑みたい」と予告した。

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