白井空良がスケボー世界選手権で3位「うれしいけど悔しい」

[ 2021年6月7日 12:34 ]

スケートボード・ストリート世界選手権最終日 ( 2021年6月6日    ローマ )

スケートボード・ストリート男子の白井空良
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 東京五輪予選対象大会最終戦として行われ、男子決勝は白井空良(19=ムラサキスポーツ)が34・58点で3位に入った。堀米雄斗(XFLAG)が36・75点で初優勝。2人は決勝前までに予選ランキングでの五輪出場を決めていた。

 白井は45秒間のラン2本をともに8点台で終え、迎えた一発技を競うベストトリックの1、2回目は失敗。3回目で9・16点の高得点を叩き出すと、4回目の失敗から崖っ縁で迎えた最終5回目も魅せた。半回転しながら背中側からレールに跳び乗って前部車輪の金具を斜めに掛けて滑り降りる高難度の技で9・39点をマーク。メダルが懸かるラストチャンスを「自分の目標は五輪。ここで失敗しても練習できるから考えずにやろう」と自然体で決めた。

 昨年2月の左膝の負傷から復帰後、約1年半ぶりの実戦。堀米や2位のナイジャ・ヒューストン(米国)には及ばず「3位はうれしいけど、悔しい気持ちが強い」と振り返る。それでもノーミスながら得点が伸び悩んだランに加え、ベストトリックの2つの技も「パーフェクトじゃなかったのでもう少し(得点は)出ると思う」と伸びしろを感じさせた。

 今大会は女子で西村碧莉(19=木下グループ)が優勝、西矢椛(13=ムラサキスポーツ)も2位と日本勢で4つのメダルを獲得。白井は「五輪が楽しみですね。みんなで表彰台に立てたら面白い」と共闘を誓いつつ、「日本に帰って1カ月ちょっと間があるので、それまでに自信を付けて五輪で1位を取れるように頑張りたい」と頂点だけを見据えた。

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