体操女子の全米選手権でバイルズが7度目の優勝 チャフラフスカ以来の五輪連覇を狙って東京へ

[ 2021年6月7日 13:15 ]

全米選手権で7度目の個人総合優勝を飾ったバイルズ(AP)
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 体操女子の全米選手権(テキサス州フォートワース)で6日に最終日の競技を行い、リオデジャネイロ五輪で団体&個人総合など4つの金メダルを獲得しているシモーネ・バイルズ(24)が、2位に約5点の大差をつける119・650で圧勝。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となっているが、バイルズは個人総合で2018年から3大会連続、通算7回目(2013年からは4連覇)の優勝を飾った。

 バイルズは5月のUSAクラシックの跳馬で最高難度となる「屈伸ユルチェンコ2回宙返り」を世界で初めて着地まで成功。その映像が流れるとバラック・オバマ元大統領や、NBAレイカーズのレブロン・ジェームズ(36)らが驚嘆のメッセージをSNSに投稿していた。

 この日は難度を2つほど落としての演技となったものの、これを無難にこなして優勝。今回の東京五輪ではベラ・チャフラフスカ(当時チェコスロバキア=64年東京、68年メキシコシティー両五輪)以来、13大会ぶりとなる女子個人総合の連覇がかかっているが、この日温存した大技を披露するのかどうかが注目されるところだ。 

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2021年6月7日のニュース