桐生「ホッとしました」右足アキレス腱痛で予選のみ出場、追い風参考も10秒01

[ 2021年6月7日 05:30 ]

陸上 布勢スプリント ( 2021年6月6日    鳥取市・ヤマタスポーツパーク陸上競技場 )

予選で追い風参考ながら10秒01を記録した桐生
Photo By 代表撮影

 陸上の東京五輪代表最終選考会となる24日開幕の日本選手権(大阪市・ヤンマースタジアム長居)は、代表3枠を巡ってかつてないハイレベルな戦いとなりそうだ。多田修平(24=住友電工)が決勝で日本歴代6位の10秒01(追い風2・0メートル)を出して五輪参加標準記録突破者が5人に。予選で追い風2・6メートルの参考記録ながら10秒01の好記録を出した桐生祥秀(25=日本生命)が優勝での代表切符を宣言した。

 桐生は納得の1本で試合を終えた。予選3組で登場し、中盤からエンジンを利かして後続を引き離した。追い風2・6メートルの参考記録ながら10秒01をマーク。テーマにしていた「中盤から後半」の加速を確認できたことが、何よりの収穫だった。

 2週間前に右足アキレス腱を痛め、今大会は最初から予選だけと決めていた。気持ちの表れとして、普段は決勝で身につける勝負服の赤のユニホームを、最初から着用した。

 前走5月9日の五輪テスト大会は、予選でフライング失格。初戦の織田記念国際も故障明けの影響で10秒30にとどまっただけに、今大会は「今季初戦のつもりで臨んだ」と高い集中力を保っていた。手応えをつかみ「ちょっとホッとしました」と頬を緩めた。

 既に東京五輪参加標準記録を突破しているため、24日からの日本選手権で3位以内に入れば、2大会連続の五輪切符を手にする。大一番へ向け、予選が終わった後に、「見る限りみんないい状態。日本選手権で優勝して権利を獲りたい」と力強い言葉を残した。

 欠場した決勝で山県が日本記録を出し、多田が参加標準記録を突破した。サニブラウン、小池、ケンブリッジも入れた過去にないハイレベルな争いになることは必至だが、日本初の9秒台の自信は揺るぎない。

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