18歳・北園丈琉が最年少Vに王手「結果はついてくる」18日偉業に挑戦

[ 2021年4月17日 05:30 ]

体操・全日本選手権第2日 ( 2021年4月16日    群馬・高崎アリーナ )

床運動を終え、小さくガッツポーズする北園
Photo By 代表撮影

 東京五輪の男子代表選考会が始まり、個人総合予選で、北園丈琉(18=徳洲会)が87・332点をマークして首位発進。予選の得点を持ち越す18日の決勝では、18年大会を19歳で制した谷川翔(当時順大、現セントラルスポーツ)を上回る、18歳での史上最年少優勝を狙う。種目別トライアウトの鉄棒に出場した内村航平(32=ジョイカル)はH難度「ブレトシュナイダー」を決めて全体1位の15・166点をマークし、上々のスタートを切った。

 美しく演技をつないだ北園が、最年少の日本一に王手をかけた。世界大会8連覇の内村が不在の個人総合。18年ユース五輪で5冠など高次元のオールラウンダーとして期待されていた18歳は、「8割くらいの自分の力を出せて落ち着いて試合を運べた。ゆとりを持った試合ができた」と涼しい表情で振り返った。

 「力が出過ぎて危ない着地になった」と言う1種目目の跳馬を乗り切ると、躍動感に満ちた動きを披露した。清風中2年だった17年に参加した合宿で、憧れの内村から技を伝授された3種目目の鉄棒もミスなくクリア。つり輪以外で14点台後半を並べた。合計87・332点は昨年の全日本選手権決勝の87・598点には及ばないが、19年世界選手権で銀メダルに相当するハイスコアだ。

 3歳の時、テレビで「仮面ライダー響鬼」を見て、側転ばかりしていた北園を母が体操クラブに連れて行ったのがキャリアの原点。小学2年で腹筋は見事なシックスパックで、同級生に驚かれた。15年の清風中入学時、身長は1メートル27。小さな体に東京五輪金メダルという大きな夢を詰め込んだ少年は1メートル56に成長し、代表選考会で好スタートを切った。

 清風高の2学年先輩、三輪に0・734点差をつけて、18日の決勝に臨む。「自分のやるべきことをやれれば、結果はついてくる。優勝を目標に、しっかり自分の演技をやりきりたい」。最年少でタイトルをつかんだ時、体操ニッポンに若きエースが誕生する。

 ◆北園 丈琉(きたぞの・たける)2002年(平14)10月21日生まれ、大阪府出身の18歳。3歳から体操を始める。小学1年生から選手コースへ。清風中3年時にアジアジュニア選手権で種目別の平行棒で2位。清風高では18年8月に全日本ジュニア選手権・個人総合で優勝を果たした。今春に清風高を卒業し、徳洲会へ。星槎大の通信課程に在学中。1メートル56。

 ▼男子団体メンバーの東京五輪への道 枠は4。個人総合で争う全日本選手権(予選と決勝の合計点で順位決定)の得点を持ち越す5月のNHK杯(長野)で、上位2人が代表に決定する。残りの2人は、6月の全日本種目別選手権(高崎)も含めて代表2人との組み合わせで最もチーム貢献度が高くなる選手を選ぶ。五輪の個人総合には団体メンバーが出場する。

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