羽生「久しぶりに自分のアクセル」、フリー今季自己ベスト193・76点締め

[ 2021年4月17日 05:30 ]

フィギュアスケート世界国別対抗戦第2日 ( 2021年4月16日    丸善インテックアリーナ大阪 )

世界フィギュアスケート国別対抗戦第2日の男子フリーで演技をする羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 男子フリーが行われ、14年ソチ、18年平昌五輪連覇の羽生結弦(26=ANA)は今季自己ベストとなる193・76点で2位だった。序盤の4回転サルコーにミスが出たが、3回転半を完璧に決めて演技をまとめ、激動のシーズンを終えた。来季は前人未到の4回転半を組み込んだ究極の構成を目指すことを再表明した。2大会ぶり3度目の優勝を目指す日本は暫定3位。17日は女子フリーなどが行われる。

 今できる最高の演技を終えた羽生は、静かにほほ笑んだ。4回転サルコーこそ抜けたが、公認大会では世界選手権を上回る今季ベスト。順位には換算されない、SPと合わせた合計点300・88点も世界選手権を上回った。「悔しい気持ちはもちろんある」。帰国後2週間の隔離で調整は難しかったが、最後まで力を振り絞った自分を認めた。

 「正直、普通の生活ではなかった。気持ちだとか、食事も普通のようには取れなかった。そんな中でも“よくやった”って言ってあげたい内容だった」

 最後の最後で、来季への光明が差した。ジャンプの最終7本目に挑む3回転半で腹を決めた。「絶対きれいに決めてやる。4回転半に続く道をここで示すんだ!」。かつて出来栄え評価(GOE)で満点を引き出した鉄壁の得意技も、世界選手権、前日のSPと3度続けて失敗していた。疲労が蓄積される終盤に、呪縛を振り払うかのように決めた。「久しぶりに“あっ、自分のアクセルだ”と思えるようなスパーン!としたアクセルを跳べた」。GOEで3・04点が加点される完璧な内容だった。

 コロナ禍の激動のシーズン。拠点のトロントから帰国して国内調整が続き、移動リスクを考慮してGPシリーズ欠場を決断した。その中で、徹底的に自分と向き合ったからこそこだわりの新プログラムが生まれ、夢の超大技4回転半の完成も近づいてきた。「今の知識や経験、いろんなものを結集させて、来季4回転半を目指して、そして、4回転がそろった完成された演技を目指して頑張っていきたいと思います!」。究極の構成を携え、羽生はまた、勝負の銀盤に帰ってくる。

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