ラプターズの渡辺が自己最多の21得点で勝利に貢献 5部門で自己新記録

[ 2021年4月17日 12:16 ]

マジックのオキキとハンプトンをかわしてインサイドを突く渡辺(AP)
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 NBA東地区全体11位のラプターズは16日、準本拠地としているフロリダ州タンパで同14位のマジックを113―102(前半47―51)で下して23勝34敗。この日グリズリーズに敗れたブルズ(22勝33敗)と入れ替わって、ゲーム差なしながら今季のプレーオフ進出への可能性を残す10位に順位を上げた。

 渡辺雄太(26)は途中出場ながらコートに登場後、4本連続でシュートを決め、自己記録に並ぶ27分の出場でフィールドゴール(FG)を11本中7本(うち3点シュートは4本中2本)、フリースロー(FT)を5本すべて成功させて自己最多の21得点と6リバウンド、2アシスト、1ブロックショットをマークして勝利に貢献した。

 これまでの最多得点は今月10日のキャバリアーズ戦で記録した14得点だったがこれを更新。FGとFTの試投数と成功数も併せて自身最多となるなど、5部門で「自己新記録」を達成した。

 ラプターズではパスカル・シアカム(26)、カイル・ラウリー(35)、OG・アヌノビー(23)、ゲイリー・トレントJR(22)の主力4人が欠場したが、2季目で初先発を果たしたポール・ワトソンJR(26)が3点シュートを11本中8本成功させて自己最多の30得点をマーク。8試合ぶりに復帰したガードのフレッド・バンブリート(27)は23分の出場で6得点に終わったものの、渡辺や10得点と7リバウンドを稼いだフレディー・ガレスピー(23)らベンチ勢がその穴をきっちりと埋めた。

 マジックはブルズから移籍してきたウェンデル・カーターJR(21)が20得点、新人のコール・アンソニー(20)が19得点を挙げたものの第3Qで19―38と失速して18勝38敗。ここ8試合で7敗目を喫した。

 <渡辺の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場4分33秒=9得点)
(1)9分5秒・ディフェンス・リバウンドからのコースト・トゥ・コースト。右サイドからランニングのバンクシュート=〇
(2)10分1秒・正面から3点シュート=〇(アシスト・ジョンソン)
(3)10分38秒・左サイドから正面に回り込んでのドライブからダンク=〇(アシスト・ベンブリー)
(4)11分32秒。再びワンマン速攻でペイント内でフローター=〇
 ▼第2Q(出場8分35秒=2得点)
*5分3秒・フリースロー2本=〇〇
(5)5分45秒・正面からターンアラウンドでジャンプシュート=×
(6)7分31秒・正面からフローター気味のシュート=×
 ▼第3Q(出場2分27秒=2得点)
(7)10分19秒・フリースローライン際からプルアップでジャンプシュート=〇
 ▼第4Q(出場11分22秒=8得点)
(8)2分37秒・左コーナーから3点シュート=×
*5分8秒・フリースロー2本=〇〇
(9)5分59秒・正面から3点シュート=×
(10)7分56秒・右サイドから3点シュート=〇(アシスト・ブーシェイ)
(11)10分40秒・右サイドから正面に回り込んでのドライブ。フランクスの反則を誘っての3点プレー=〇(アシスト・ワトソン)
*10分40秒・フリースロー1本=〇

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